陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2023-08-21

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「投資」

「投資」関係の話を聞いていると
フラクタルの森で問題にしている「複眼で見る」ということが成されていないことに憂いを感じてしまう


この複眼で見られない問題は、あらゆるところで起こる

複眼とは、陰と陽、二つの視点である
一つには、結果に置ける目標と、原因における目的だ
もう一つには、他者の視点と自己の視点
投資に関しては、結果目標は確かに利益をあげる事だが、原因作りに同じものを入れていたのでは、とてもマズイことになる
結果と目的(動機)が同じものとなると、結果主義、結果至上主義、御利益主義になっているということだ

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目的(動機)に必要なことは、結果を生み出すための原因
何に投資するかの選択は、具体的な「行い」にあたる
目的(なぜ、動機)に必要なことは道徳であり、愛につながる思いです
要するに投資先が、世の為、人々の為になるような仕事をしているかどうか
将来なってくれるかどうかにおいて理想的な社会を造るために貢献してくれそうな会社になってくれるかどうか

その仕事を加速させ応援するために資金を入れる必要が有る
社会全体がこのような動機で動くなら当然経済は発展しGDPも上向き、その投資も実を結び利益を安定的に上がっていくだろう

もちろん、投資家たちはこの物差しで投資をしているだろう
しかし、この物差しが狂うことが多く有る
例えば、仕事は確かに収入を意識する必要が有る
ただ、ここで物差しが狂ってくると、利益を強く意識するようになる
ビッグモーターのことを例に出すと分かることだが不正な事にも手を出してしまうのだ
もちろん一部の人がやっていたことだろうが、トップや業界関係の人たちが結果主義になっていると、このような不心得者が多く出るようになる

現代社会では、政府レベルでもこのような物差しが蔓延しているために、普通の企業では普通に起こりえることだろう

要するに、投資にしても良い子、悪い子、普通の子があるということ
今、仕事の多くの普通の子以下のレベルが下がっているのかもしれない

悪いレベルが上がってくると、会社や社会の中でも不心得者が増えてくる

詐欺とか強盗とか、他者が積み上げてきたところからかすめ取ることが、捕まりさえしなければ効率が良いし、一番手っ取り早い方法だからだ

もちろん政府レベルでも不心得者が増えている
その為に悪循環を続け、経済が活性化することなく低迷を続けているようだ
法律さえ作ることが出来れば、法の網をくぐったりかぶせたりしながら利益をあげることが出来るために、各部署で「今だけここだけ自分だけ評価だけ」になってしまいがちだ

NHKの受信料しかり
財務省の増税などしかり
もっともな理屈で言いくるめ有無も言わせず奪おうとする

この結果主義の恐ろしさは、深く考えなくても良く、頭の回転や切れが良ければその能力を発揮できることだ
この循環は、刹那主義、虚無的な社会を生み出して悪循環を起こす

その結果が、今、世界の現状だろう

革命が必要なレベルまで来ているように思うけれど
多くの人々が結果至上主義になっている以上、その結果が奪われてしまうような状況が来なければ無理だろう

おそらく、何が起きるか分からないがもうすぐ起こることだろう



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