複眼で見る
両目で見る
両目で観る
陰陽で見る
単純にいうならば、2つの面で見ることです
紙、紙幣など、表面の重要な部分が存在するためには必ず裏面が有ります
これは比喩で見る事にもつながりますが
あらゆる存在には、この陰陽の2つが必要不可欠です
陰(裏面)が無ければ陽(表面)は存在不可能だということ
「世界は、全て、陰と陽の要素で出来ている」
この思想は、単に東洋的なものでなく
アメリカインディアンの中にも
オーストラリアのアボリジニの中にも伝承されています
具体的なことは知りませんが、陰陽の基本は時間空間人間の中にあると思う
陰 陽
時間 時間認識と 時計で計れる時間
原因と 結果
過去 と 現在
現在 と 未来
空間 見えていない世界と 目に見えている世界
彼岸(あの世)と 此岸(この世)
世界 と 自国
人間 他者と 自己
右脳的なモノと 左脳的なモノ
情 と 理
悟性・感性 と 知性・理性
この時間 と 空間の中で
人間(主体)が
客体(テーマ)に取り組み
動機(思い)どのような気持ちで
手段(行い)どんな方法で
結果(成果)どんな果実を期待しようとするのか
さらに、その結果をどのように見るのか
この5W2Hを瞬間にも長期にも循環させ世界も個人も成り立っている
今、ここに居る、自分だけの、感情だけの もしくは 目先の損得だけの動機で単純に行動し結果だけを追い求めているとすれば悲しいことです
複眼で見る事は、進歩と調和の両面で見ることにもつながります
この進歩と調和ということは、いろんな形で私たちの世界を覆っている
ブレーキ(調和させる力)とアクセル(進歩させる力)の2つ
片方だけでは車を走らすことが出来ません
強すぎれば「オクビョウ」と「ワガママ」にもなりますし
弱すぎれば意味がありません
ブレーキとアクセルを間違えるとよかれと思ってなしたことも悪い結果をもたらせてしまいます
例として税金の問題が有ります
税金は、もちろん負担金というアクセルの面も持っていますが
放物線と同じで、ある領域からブレーキに転じます
窯焚きでもある程度の温度域からは薪を入れすぎると温度を下げます
消費税などでは、負担金というアクセルの面でなく
懲罰的なブレーキ役となります
社会保障を担保するためには消費増税は仕方がないように思われていますが、これは、間違いなく社会保障を充実させるためのアクセルとはならないでしょう
社会保障が維持されるためには景気が良くなければなりません
増税すれば税収が増えるように思うかも知れませんが
景気が良くなければ税収は逆に減っていきます
消費にブレーキをかけて税収が増えると考えるのは、あきらかに単眼でしか考えていないのです
社会保障にアクセルをかける方法はいくらでもあります
社会保障にブレーキをかけようと思えば景気を悪くして国力を弱めれば良いのです
景気にアクセルをかける方法はいっぱいあります
- 陰 と 陽 とは?
- 目に見えにくいモノ と 見えやすいモノ
- 支えているモノ と 支えられているモノ
- 原因 と 結果
- 仕事 と お金
- 社会貢献 と 利潤追求
- 調和 と 進歩
- 空間的なモノ と 時間的なモノ
- 過去と 現在
- 他者と 自己
- 現在と 未来
- 情と 理
- 権利と 義務
- 好き嫌い と プラスかマイナスか
- O型B型 と A型AB型
- 悟性・感性 と 知性・理性
- 発展・愛 と 知・反省
- 優しさ と 厳しさ
- 女性的なモノ と 男性的なモノ
- 右脳的なモノ と 左脳的なモノ?
- ブレーキ と アクセル
- 価値を支えているモノ と 支えられている価値
- ヨコ軸 と タテ軸
- 目的 と 目標
- W と H
逆説を持ってくる
◎テーマがあり考えていく中で行き詰まることがあるが
その時、逆から見ると立体的に見えてきて突破口も見えてくる
たとえば、交通安全のことで交差点の設計や
実際に運転している時などでも
安全にと考えるだけでなく、
積極的に事故を起こそうと思えばどうすれば起きるだろうと考えてみる
そうすれば、その可能性のあることを出来ることから順番に消し込むこともできる
事故を起こそうと思ってもできない状況を作るのだ
正・反・合 反対の意見からも見る
人間とは皆、自己中心的である
自分自身の考えを信じている
自分の意見を正しいと信じている
どうしても、これは仕方のないことだろう
しかし、その考えが必ずしも正しいわけではない
たいていは、自分の考えと対極にあるような意見もある
明らかに敵対するような意見がぶつかり合うことがある
対立する意見の方が正しいことがあるという観点から
一度、白紙の上に互いの意見を載せて冷静に客観的に見る必要が有る
究極の客観視は神の視点
もうひとつの見方を用意する
◎情だけで考えず 理でも考える
誰であれ老いていくのはつらいことだろう
しかし、ここで悲観的になり暗くなっていては損
老いは誰にでもやってくると受け入れ
人間は老化しやがて死を迎えるように創られていると受け入れること
来世、来々世を信じ
与えられている「今」を素晴らしくする努力を
◎長所は短所につながり 短所は長所につながる
老化という問題でも
これは短所の方に入れられるかもしれないが
考えてみれば長所の面もある
若い時はどうしても強引になり無理することもあるが
歳を重ね熟成してくると無駄な力を使わなくて済むこともある
優しさは長所でもあろうが
過ぎた優しさは怠惰につながる
「地獄への道は善意で舗装されている」ということわざもある