陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2022-03-28

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人間の特性

人間の特徴に何があるのか
考えると、動物である面と
人間である面とが有るのかもしれない。


これは、フラクタル的に、と言っても陰陽で整理するのではあるが
その生物に埋め込まれている基本ソフトが、まず有るという事。(陰、本能、感性、右脳的)

そして、もう一つ、その生物に埋め込まれている追加のソフトがあるようなのだ。そのソフトは、とても自由なソフトで、その固有の個体の進化を決めるもの。(陽、自由、理性、左脳的)

陰の基本ソフトで生命や種を維持しつつ
陽のソフトで進化を目指しているという構造のようだ。
もちろん、こんな風に分けられなくて、一体のものかもしれないが、
この進化用のソフトは、創造主が創られた傑作である可能性が強い。

この陰と陽のソフトが背景にあって、人々の考え方を左右させている。

何を言いたいのかというと、基本の基本となるソフト部分で人はどうしても考えるということだ。
本能で考えるということだが、右脳で考えるということでもあるだろう。
これはとても強引な考え方だが、二つに分ける視点で見るなら合理性はある。

この基本ソフトで人は、考えるというよりかは、反応していると言った方が良いのだろうが、こちらがメインになるとリベラル傾向を示す。
調和を目指し、協調を目指し、安定を目指す傾向を強くする。
ようするに、優しいのだ。

これは、左目で見ていると比喩で表現できる。
これを基本として、右目で見るとどういう傾向を示すかというと
表面に浮かび上がって見えやすいものに反応しやすくなる。
優しさを刺激され、同情する思いを強められる。

一方、進化を目指すソフトが強く働くと
右目(左脳)の見方が強くなってくる。
進歩を目指し、覇を競い、変化を目指す傾向を強くする。

人は、この左右の両極で揺れながら世界を生きているのだろう。

このウクライナ問題で、世界の論調を両面から観ていると
このことを強く感じるのだ。

要するに、人は、進歩を求めながらも調和をめざしているのだが、
人は、どうしても、基本にある調和を求める傾向の方が強く出てしまう。
その為に「戦争反対」とか「平和」とかいう方向に人々の意見は動かされやすい。

そのために、メディアは、戦争などでは、その悲惨さを広め同情を集め平和運動を広げようとする。
基本はそうなるのだが、その半面では、当事者の場合は戦果を宣伝し人々を高揚させて戦争をあおる傾向もある。
もちろん、優勢な立場にある場合だが、先の世界大戦の時には朝日新聞などが盛んに戦争をあおるような報道をしていたが、戦後は、その逆の報道に変化している。
そのように蛇行しがちなのだ。

一方の進歩を目指そうという人達も、二分される。
もちろん、調和を求めている方でも同じではある。

自己中で進歩や安定を求める人々と
もう一方の、全体(時間空間的に)を見ながら進歩と調和を見れる人たちだ。進歩も進化も神の自己実現として見れる人と、個人の視点でしか見れない人々がいるということ。
そこで本当は、善悪が生れるのだが
自己中でしか考えない人達には、それが分からない。

人対人、国対国、民族対民族、利害が対する者同士の場合、善悪がそれぞれに反対になってしまう場合がある。

これが、今、ウクライナ紛争の中に有る。
全体(時間空間的に広げられた世界)を見れないと
人は、優しさだけで見てしまう。

その傾向性を利用して悪魔は、人々を扇動し
世界を混乱の方向に導いて
神が成そうとされている、大調和の世界、全体を素晴らしい世界にしようと願われている事を邪魔しようとする。

それは、何故かというと、世界が大調和の世界になると
悪魔、悪霊の支配できる世界が縮小してしまうからだ。
身近なことに引き寄せて考えるならはっきり分かることだ。

ヤクザな組織が幅を利かせられるのは、荒れている町である。
警察の力が及びにくく、人々の欲望が交錯していて、常に混乱が起きている街に勢力を伸ばす。

悪霊、悪魔たちは、自己中の代表でもある。
凡人でも、基本は、自己中になりがちで、一定レベルで自己中を強めると、そちらの世界に引き込まれ協力して混乱を増してしまう。
今も昔も、強面たちが支配してくれれば町が安定しているように見えても、
潜在的に紛争が街の中に充満してくれていなければ存在意義は薄れてしまう。
その為に、マッチポンプのような構造が潜在することになる。

今、ウクライナを舞台にして起きていることだ。
優しさだけで見ることの危険性があり、今、日本を始め、世界中がその術中に落とされている。

これがハルマゲドンの序曲だろう。

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