陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2017-12-25

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よい子・悪い子・普通の子

昔、コントに有ったものだが
この3点での見方はどのようなモノにも必要な見方だろう

電通社員の過労自殺から2年たって
その母親のコメントがニュースに流れていて
その言葉に少なからずショックを受けた


「そこまでして経済成長しなければならないのか?」という内容だったかと思う

私の中では、「経済成長」は良いことだという視点しかなかった

考えてみればその通りであるが
反面で経済成長を否定的に観る向きも有ることを思い出した

五木寛之氏だったと思うが「下り坂を楽しむ」と言うようなことが言われたことが有る
その内容は、おそらく、日本経済は成長期は終えたのだから
そこまで無理して経済成長させなくても
人生を楽しむ方が良いのではないかという意見なのだろう

確かにこのような意見には一理有るのかもしれない

この考えの延長線上に経済成長よりも福祉が大切だという考えが有るのだろう
だが、福祉を支えてくれるのは経済の力で有ることは間違いあるまい
この陰陽の両面を観ることを忘れてしまうと
福祉すらままならなくなる
逆に、福祉を無視しての経済成長も成り立たないだろう

平和についても同じ事が言える
平和はとても大切だが
平和、平和とだけ言っていても平和は守られない
戦争は避けるべきだけれど、
単に戦争反対と言っているだけでは
逆に戦争を呼び込んでしまう場合も有る

どのようなことでも
よい子悪い子普通の子が有ることを肝に銘じておく必要がある

どのようなことでも
人時所が変わればその評価は違ったモノになってくるように
とても立体的なモノだと思う

これは、こうだから正しいんだというものではない
福祉は、無前提に正しいとする考えにも誤りがある
優しいことは、良いことだとだけ観る事にも誤りが有る

更に加えるなら
長所は、良いことでは有るけれど
その裏には短所に通じる面が有り
短所には、悪い面の反面に長所に通じる面が有る

何事も立体的に見ること
両目で観ること、複眼で見ることがとても大切だと思う



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