陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2023-06-24

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悪魔の支配

時間的に重なって見えにくいモノに歴史認識がある
例えば「戦争」です

この戦争ということを考えるときも、大切な見えにくいモノを見ない傾向が有ります
どうしても表面に浮かび上がっている印象の強いモノばかりを見るようです
戦争の結果の勝ち負けとか、自分たちが受けた恩恵とか悲惨さとかを見ます
戦争の原因がなんだったか、他者が味わった悲惨さとかを無視してしまいます

先の大戦で、よく言われるのが戦争の悲惨さです
先の大戦は負け戦だったので、身近に被害を受けた記憶があるために、その印象が深く残っています
あんな経験は二度としたくないと思う気持ちが表面に浮かんでいるために戦争反対という気分に支配されます

もちろん、これが勝ち戦だと違ってきます
他者が受けた悲惨さを考えることが難しく、勝利に浮かれた気分に支配されるからでしょう   


見えにくい、大切なことを無視していると、良き未来を引き寄せにくくなるでしょう
これは、個人でいうところの「反省」に当たるでしょう
人生でも過去を反省して原因と他者を見つめることが無ければ、必ず失敗を繰り返します

この顕著な例がウクライナ紛争に見られます
日本の先の大戦とロシアの侵攻とは多くの部分で似ています
同じと言ってもいいでしょう

日本がなぜ真珠湾攻撃で戦争の口火を切ったのか、その原因を明確にしなければなりません
なぜ、ロシアがウクライナに攻め込まなければなかったのかも同じです

事実を集めることは、今という時代においては簡単なことです
日本が戦争をしなければならないように追い込まれていた事実もある
同時に、それまでには対ロシアとかの戦争の勝利に酔っていたり、アジア内の紛争で戦績を上げていたことを、今は反戦の先鋒のような朝日新聞などは盛んに報道して戦意を煽っていたようです
そのように交錯する感情の影響も有るでしょうが、明確になっていることは、アメリカ、特にルーズベルトの都合で日本に悪者になってもらわなければならなかったようです
ABCD包囲網とか、ハルノートとか突き付けられて国家存亡の危機に追い込まれました
これらは歴史上の事実であり、更に真珠湾攻撃が奇襲であったかのように言われますが、これも陰謀であり、この攻撃も前もって情報を得ていたのに重要な艦隊を隠して対処しませんでした
アメリカ国民を怒らせ、大戦に参戦する機運を作るために3000人ほどだったと思いますが、アメリカ兵を犠牲にしてまでやらせていたのです

歴史上に残っている日米対決の原因を探せば、更にたくさんあります
アメリカの植民地政策でフィリピンを手に入れ、西に勢力を広げていくのに、日本が邪魔になっていました
もちろん、当時は人種差別も有りました
その為に、広島長崎では、一般市民の頭上に原爆を落としました
各都市に焼夷弾を落とし民族浄化とも言えるような大量殺戮をしてきました

確かに戦後の復興とか国防の為に貢献してくれた面が有るでしょうが、功罪両面を考えるなら、アメリカは反省する必要が有ります

もちろん、日本のアジア侵攻には自衛の面も有ったでしょうが、支配力拡張というアメリカと同じような野望も有ったことは事実でしょう
しかし、トータルで考えるなら、アメリカには正義は無かった

それなのに、広島の平和公園の石碑に刻まれている言葉を見ると「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」というようになっている
だれが、なにを、どのように間違えたのか、どうやら勘違いをしているようです
この碑文は広島大学教授の物らしいけれど、大切なモノを見ずに、ただ、受けた被害の大きさというものに振り回されているだけです

この先の大戦の反省が、本当にできているなら、今回のウクライナ紛争も阻止できたはずです
停戦も早くに行われたはずです
それなのに、日本の高学歴の知識人とか言われるような人たちは、ロシアをプーチンを領土拡張欲の亡者のように見て戦争犯罪者としている

過去の朝日新聞とか広島大学教授のように、見えにくいモノを見ない、大切なモノを見ない人たちが多すぎるようです
更に保守的な論客でも、過去に旧ソ連のやってきた醜い仕打ちを心に刻み込んだ人たちは、それを基にしてロシア悪者論に加担しているようです

今だ、日本でウクライナを擁護してプーチンを悪者にしている人が多いことを見ていると、本当に情けなくなってしまいます
表面でしか見れない、大切な見えないところを見ようとしない人々が多数を占める社会では、反省が出来ないのかもしれません

アメリカ、NATOがロシアにしてきた事、ウクライナの親ロシア系住民に対してしてきたこと、CIAがやってきた事、その悪事は、アメリカの軍産複合体、DSの都合でアメリカ国内で起きていることなどを含めて、先の大戦当時と同じようなことが行われている

歴史研究の専門家の人からもたらされる過去の事実を見るにつれ、何度も似たようなことが繰り返されていることが分かります
要するに人間は、過去の反省が出来なくて繰り返し悲惨なことを歴史に刻み込んでいる
原爆、水爆という兵器の進化に伴い、本当に反省ができなければ人類の滅亡すら招きかねません

戦争の原因は、一言で簡単に言うなら何かというと
「人々の、自分さえ結果さえ良ければいいという考え方」
要するに他人の都合を考えず、結果を得る為にどのような策謀もいとわない考え方です
自己を中心として、自分が理想とする世界を強引に造ろうとする
そこには、創造主とか神仏の価値観が不在の為に、自分の価値観が暴走するのです
特に金持ちと言っても半端な金持ちでなく、国家主席とか大統領にも影響を与えるような大金持ち、無尽蔵とも思えるような資力財力権力を持っている人が信仰心なく理想を求めた時に、その向かう方向は悪魔の理想で有るのかもしれません

そのような人達は、特に頭が良いでしょう
左脳的頭であり、損得の価値判断は優れているのでしょう
そんな人に牛耳られている社会では、当然、大手メディアは支配下に有るでしょう
国家権力にもその力の影響力が及びます
その恐ろしさ、恐怖から身を守るためには何が必要であり、どんな行動が必要なのでしょうか

結局は、本当の信仰心が社会全体を覆うことです
神の理想を理想とするような社会であり、神の理想を実現しようとする政治家でなければ、悪魔のアメとムチに簡単に操られてしまいます
(バイデンには信仰心が無い、トランプには創造主に対する畏敬の念がある
このどちらを応援しているのかを見れば、その人がどちら側の人か分かるでしょう)

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