陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

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大きな政府の問題点

小さな政府とは何か、大きな政府とは何か、その問題とは何か
人員規模の大きさと、国民に関わる度合いの大きさと
扱う金額の大きさとかが関わるのだろう

この3点の大小が有り、
ある意味、資本主義社会と社会主義社会との違いのようでもある
民間がお金の動きによって個別に判断するのと
国家が国民に代わって判断してお金を動かしてくれる
この違いなのだろう


日本は、世界で成功した社会主義国家だという意見もある
社会主義社会は、計画経済のイメージが強い
金利政策で景気をコントロール出来るようだし
補助金で産業をコントロールすることが出来る
逆に税金でも得きる
ただ、問題なのは、本当に優秀な人がかじ取りしてくれるなら良いけれど
そうでない人たちが関わると逆のことをやりかねない

大きな政府の問題点は、何かというと
結局は、無能な人たちがその仕事に関わってくるということだ
多くの無能な人たちが、大きなお金の出入りに関わり政策まで決めている
日本のこの何十年かの景気低迷は、それを証明している

この反省が出来ない限り、これを続けることになる

はっきり言うことにする
政治家や官僚、大学教授などの専門家という人々
要するに政府に関わっている人々が、有能では有るだろうが
有益では無い人々が集まっているということだ
確かに色んなハードルを越えてきた人たちだし、頭は良いのだろう
ただ、その頭の良さが問題なのだ

このフラクタルの森のメインテーマでもあるが人の頭の良さには3種類ある
左脳的に頭が良い人、右脳的に良い人、両方がバランス取れている人

今、政府に関わっている人々のほとんどが、左脳的にだけ頭が良いのだろう
この人たちの特徴は、記憶力の良さとディベート力の強さだ
ペーパーテストで高得点がとれるような人でもあるだろう
比喩的に表現するなら、次の図の「行い」の所が得意である

5w2h

右脳的な頭の良さは、その下の「思い」の部分が充実しているかどうかだろう
悟性、感性の部分だ
そして、両方優秀な人は、更にその下の「世界」まで踏み込んで何となくでも理解している人だ
悟性の根源のところだ

ただ、ここあたりの優秀さを図る術がないために
どうしても試験だけでは左脳的に優秀な人が選ばれてしまう

右脳的にも優秀な人を選ぶ場合は、社会経験を積んだ人の中から見るしかない
良い例が有る
アメリカのトランプだ
不動産事業で財を成した成功者だ
彼は何度も倒産し、社会学を人間学を学んできただろう
どんな苦労をしてきたのか詳しくは知らないけれど
信仰心もとても篤い
上っ面の信仰心でなく、創造主という言葉も演説の中に時々出てくる
要するに、より大きな全体的な視野を持っている可能性が強い
彼の判断は、単に左脳的にだけ優秀な人には理解できないだろう
おそらく、というよりも、これは間違いないと思う

今まで、トランプを悪く言っている人たちを見ているとそう見える
MMT論者の中野剛志氏などもトランプを悪評価していたが
その言葉を聞くまでもなく
左脳的にだけ優秀で頭の良い人だと思っていた
しかし、愚かな人だろうなとは思っていた
同じく三橋貴明氏もトランプ評は聞いた記憶は無いけれど、そうだと思うう
彼らには色んな事を教えてももらったけれど、蛇行現象の一翼を担っている人たちだ

この偏りの有る頭の良さは、頭が良ければ良いほど簡単に蛇行する
それが、今の政府、国家の蛇行現象の元にもなっている
あるときは、事が起これば補助金をふんだんに財政出動して
資金が不足すれば、簡単に増税して財源を増やそうとする
もしくは、国債発行で簡単に借金しても大丈夫だと思い込む
その結果、行き詰まり国家を亡ぼすようなことをしてしまう

政府や国家の中枢にはこんな頭が良くて無能な人達であふれているようだ
この対策には、以前にも書いたけれど選挙制度などを変える必要が有る

追加で描こうと思うのだが、
この左脳的に頭の良い人たちに不足していることが有ると思う
それは、価値判断だ
善悪でもある
良い子悪い子普通の子がどこにも有る
この価値判断が出来ずに、ただ自己を中心にした価値判断しか出来ないでいるためだろう
他者から見た価値判断
全体から見た価値判断
神仏からの価値判断
創造主からの価値判断
要するに善悪であり、正しさの選び方だ

財政出動、要するにお金というものは良きものであるという前提が支配してMMT論者は考える
しかし、お金の使い方にも、悪いものがある
お釈迦さんとか、イエスキリストの時代には、お金に対して悪い面も見ていた事実が残っている
それをことさら言う必要が有るほど、お金という問題は、間違えると
毒蛇のごとき働きもする
財政出動すれば、お金を配れば
良い結果につながると信じ込んでいるのがMMT論者たちなのだろう

「お金」は注意深く使わなければ、毒蛇を街角に放すようなものだ



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