FrontPage/2022-06-23
悪い木(種)と悪い果実
マタイ伝に次の言葉が有ります。
「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。
同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。良い木が悪い実をならせることはできないし、また、悪い木が良い実をならせることもできません。良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。こういうわけで、あなたがたは、実によって彼らを見分けることができるのです。」
政(まつりごと)とは、本来なら、神に代わり地上を治めることです。
宗教家的な予言者ではないでしょうが、未来を想定し、神の国が実現できるように働く人達が政治家となり、国家の舵取りをしていきます。
ここで言われているように、ニセ預言者、要するにニセ政治家たちが、この地上にあふれることで、この地上に良い実を結ぶことが無くなります。
悪い実からは悪い種が生れ、さらに地上は荒れ果てていきます。
今、世界の現状は、そのようになっているでしょう。
人々が、良い種と悪い種との見極めを間違い続けているためです。
外見だけを取り繕い、目に見える樹勢けを見て、その木を育てていくなら
世界は悪い果実でおおわれてきます。
日本の政府の1200兆円を越える借金なども、悪い果実です。
ここで、さらに借金を加えバラマキを拡げようとしています。
経済成長させることなく、一般庶民の貧困化が進んでいることも悪い果実そのものです。
この連鎖に気づかず、目を背け、MMTなる考え方などを持ってきて
自らをごまかすようなら、さらに種を腐らせることになります。
人々は、ニセ政治家たちを選び続けてきた罪が有ります。
そのニセ政治家たちを、投票という選択で取り除けなかったならばどうなるでしょう。
「みな、切り倒され火に投げ込まれる」ことになるでしょう。
種が蒔かれて
水をやり
果実が実り
報いあり
果実の甘さ苦さにも
種と育ちに理由あり
己自身の幸・不幸
過去に必ず原因有り
振り返り見て反省の
心起こすは正見なり
これは、解脱の言葉「仏説・八正道」の一部です
反省の教えですが、人々が反省することなく
悪い種を植え、悪い木を育て続けるなら、悪い果実が世界を覆います。
そのような世界を神は黙り続けて放置されることは無いでしょう。
神でなくても、そのような畑は、掘り返し、新たに造り変えることになる。
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