陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2022-04-04

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優先順位

昔、時の首相が「人命は地球より重い」と言って、北朝鮮に亡命しようとしたハイジャック犯に約16億円の身代金も払い、人質となっている乗員乗客を救った事件があり、このことは大きな波紋を起こしました。


「人命は、地球より重い」として、人の命を最重要に考えたのでしょうが、うがった見方をすれば、人質を見殺しにしたという責任を取りたくなかったのでしょう。それよりもお金を払って事無きを得たということです。

確かに最悪の結果多くの人質が死亡した場合の衝撃は大きかったでしょう。しかし、それで、神から見て善悪の判断は正しかったのかという事を考えなければなりません。

この時の福田首相は、おそらく、この図での左側の世界観だった可能性が高いでしょう。

死後の世界

確かに、私自身が人質だったりその家族だったら、首相のこの判断を有難く思ったでしょう。ただ、すっきりしない気持ちも同時に残ります。

命が奪われる可能性があっても毅然とした態度で要求に応じず救出作戦を実行してほしかったという思いも残るはずです。

左翼思想の赤軍派の理不尽な要求の道具にされた事実は魂の傷として残るかもしれません。

明らかに、神の視点で見れば、彼らの思っていた正しさは悪魔側の正しさでした。 そして、彼らのやってきたことは内部での粛清など地獄につながるような所業をくりかえしていました。

それ以前にも、北朝鮮は地上の楽園として多くの人達の帰還事業も実施されました。今になって思えば、その認識が狂っていたことは、いろんなことを表現しなくても理解できるでしょう。

もちろん、人の命を軽視するわけにはいきませんが
魂の尊厳ということを考えるなら、どちらを選択するべきだったのか
神の判定が待たれるところです。

ただ、この世界が左側でそれが真実であるなら、自分の命を失うわけにはいきません。しかし、その世界観なら、自分の命に関してはそうでしょうが、他者の命に関してはどうでしょうか。
結論で言うならば、蛇行する可能性があります。

要するに唯物論的世界観からすれば、命が大切といいながら、他者の命であれ、自分の命であれ、不要と判断すれば簡単に捨て去ることが出来ます。
蛇行するのです。
今、この左寄りの世界観の人が、確実に増えています。

そして、人々は、魂の尊厳よりも表面に浮かび上がっている価値観を優先しがちで、その為に、情報戦が効果を発揮しているようで、言ったもの勝ちのような雰囲気です。

ネットで得られるような情報は、大手メディアからは得られません。
ものすごい偏りが起きているけれど、背景に何が有るんかはっきりとわかりません。
アメリカ大統領選で、トランプの再選が阻止された感じとそっくりです。

今回のウクライナ紛争もロシアが攻撃をして軍人であれば納得も出来るでしょうが、多くの市民も死んでいます。

プーチンの判断が狂っていたかどうかは、歴史の中でミンスク合意とかで
東部のロシア系住民が1万人以上の死者が出ていた状況を打開しようとしても、それが守られずロシア系住民の被害が増え続けていたという状況の中ではわかりません。

彼なりに最大限の努力はしていたようですが、ここに来て、多くの命が敵味方ロシア系、ウクライナ系住民にも死者が出ることは理解しつつも極端な行動に出ざるを得なかった事情を判断すれば、神から見た視点でも、間違っているとは言い難い面が有るようです。

この紛争の背景には、アメリカの思惑があり、先日、バイデンがうっかり口を滑らして本音が出たように、プーチンという存在が、西側、アメリカの利益にとって不都合な存在であり、排除すべき存在だという事実は有ります。

トランプがアメリカの左翼的勢力で引きずり降ろされたのと同じように見えます。
総合的に、全体的に見た時に、戦闘を決断した是非は問われなければならないでしょう。

しかし、世界は、表面的な価値観で反応します。
それを知ってプロパガンダが行われ、力により現状変更は許されないとして、完全にプーチンが悪魔でウクライナ側が正義となっています。
日本のメディアもロシアの言い分を証明するような映像は流しません。
プーチンの正しさを代弁しようとすれば、世論に叩かれてしまう雰囲気です。

さて、神から見た正しさは、その判定はどちらに分が有るでしょう。
その判断が、今後の世界情勢につながっていきます。

バイデン親子とウクライナや中国との癒着、そして、ウクライナと中国、北朝鮮との関係。
北朝鮮のロケットのエンジンにはウクライナが関わっているようですし、ウクライナの空母が中国にわたっています。
どのような関係性があるのか、詳しく分りませんが、
日本の安全保障にも関係してきます。

一方的に西側、ウクライナ側の論調だけで、NHKを始め大手メディアの報道が繰り返されるなら、その方向は、自身の首を絞めていくことになりかねません。

物事は複眼で見なければ正しく見れないことを肝に銘じるべきです。

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