陶玄郷

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FrontPage/2022-03-10

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善い人、悪い人、普通の人

この物差しをあてて今回のウクライナ侵攻を考える

ロシア人の中にも、ウクライナ人の中にもすべての人が居る。
そして、その中のリーダーにも居る。
この紛争に関わるNATOにも、そのリーダーのアメリカにも居る。


時間をずらしてみた時に、ロシアには悪い時期が有ったのも事実
旧ソ連時代、共産主義で国を運営されていた頃、リーダーのスターリンは最悪であり、世界中に闇を拡げていった。
その指導の下、ロシア人は世界中で批判を浴びるような行為を繰り返していたようだ。

NATOの旧ドイツも、ヒットラーの時代は、民主主義で出て来たリーダーではあるが、その所業は控えめに見ようとしても悪い指導者でしかなかっただろう。当然、ドイツ人も悪役でしかなかった。

ただ、今回の事でプーチンが悪人のように見られているが、果たしてそうだろうか。
対するNATO側のバイデンがおり、ウクライナのNATO加盟にこだわっていたようだ。

バイデンが良い指導者とはとてもおもえない。
アメリカの国内問題でもその判断は混迷を加えるだけでアメリカの衰退に貢献している。

善い人悪い人が絡んで、将来の為に判断し行動を決めなければならないという宿命を各国のリーダーたちは負っている。

プーチンの判断は、ウクライナでの悪いウクライナ人達からのロシア人弾圧が背景にも有っただろうが、それより重要だったのが、悪いNATOの指導者たちだっただろう。

アメリカにおけるキューバ危機と同じ構造であり、アメリカがキューバにソ連のミサイル基地建設を阻止するために断固とした行動に出た。

核戦争になってもやむ無しという姿勢で海上封鎖に出たおかげで、ミサイル基地建設は止まった。

ケネディと同じような判断でプーチンは動いたのだろう。
形は違うけれど、先の大戦に日本が開戦に踏み込んだ背景には未来予測として容認できない状況に有った。
ハルノートとかいう決して容認できない要求をアメリカから突き付けられて、それを認めるということは、日本が滅亡してしまうことを認めることになる。

先の太平洋戦争でも、背後にははっきり見えていない悪い人たちがいた。
日本を戦争に引きずり込むことで利益を得ようとしていた者たちだ。
今回の事でも、背景にはそのようなものたちが暗躍している。
そのような存在たちは、後ろに隠れていて善悪の判断から逃れている。

しかし、「大切なものは目に見えない」と言われるようにとても重要な要素だ。善か悪かの分かれ道には、微妙なものが有るし、その判断は難しい。
プーチンが軍事侵攻を始めた判断にも、おそらく迷いが有っただろう。

確かに手段を選ばず暗殺などでも行動に移す強権な部分は有るようだ。
でも暗殺は、オバマでも海外の要人にたいしてやっていたし、必要となれば、明らかに悪と観える暗殺でもやらなければならない立場なのだろう。

リンカーン大統領の南北戦争の中でも、正しい判断を神に祈りながら多くの人の命を奪うことになった。

軍事侵攻は、表面的には間違いなく悪い行為だ。
それだけを見て判断して、対象を糾弾してその存在を封じ込め、それが効果を発揮するようなら、その後に待っているものが恐ろしいことになりかねないのだ。

ロシアは、旧共産主義のソ連とは違い、信仰心の篤いプーチンの指導の下に変化してきているのに、旧ソ連の悪い印象のままに対応しようとしているNATOは、悪い存在となっている。

総合的な判断では、プーチンの判断は仕方なかったのかもしれないが、しかし、今の世界の反応を見れば、この後に待っているものは第3次世界大戦が表面化する可能性がある。
世界を混乱のルツボに落としかねないと思う。

ロシアは、生き残る為に中国と手を組むしかなくなる。
中国共産党は、この地球上で、欲による侵略計画を着々と進めている。
自衛の為に軍事侵攻に踏み切ったロシアとは違うのに、そのロシアを中国と連携させる方向に追いやるとは、善悪の判断が狂っているとしか言いようが無いだろう。

はたして、プーチンに軍事侵攻以外何が出来ただろうと考えると、もう一つの判断は、悪いウクライナ人による普通のロシア人虐殺には目をつむり、
ロシア包囲網が着々と出来上がる姿を容認することだっただろう。
その背後にアメリカ(NATO)との覇権争いが有るのだろうが、それに負けて小国化していくことを受け入れるという方向だろう。

しかし、ロシアに対する愛国心が有り、信仰心の篤いプーチンにとっては受け入れがたい選択だったと思う。

それにつけても、バイデンたち西側諸国の未来予測の判断にはあきれてしまう。
というより、もっと積極的に中国からの利益に魂を奪われ、自らの利益を基準と考えている指導者たちが世界を牛耳っている可能性がある。
バイデンも息子を通じて莫大な利益を中国から得ている。
親中派が多い事で、自己中心の人(悪い人)が世界を闇に向かわせようとしている。その中には、普通の人も多む含まれ自分たちの損得ばかりで操られていく。

そして、表面的な戦争という悪ばかりを見せられて、感情を操作され、将棋の先を見ること同じことが出来ないのだ。

世界は、表面に現れた分かり易い現象に対して善悪を見るだけで、その奥にある目に見えない善悪を見ようとしない限り、世界は蛇行を繰り返し、破滅まではしないかもしれないが、大幅な人口減をするだろう。

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ウクライナ侵攻とプーチン大統領の本心 / 幸福の科学出版公式サイト (irhpress.co.jp)

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