FrontPage/2021-10-27
成長と分配
成長と分配
つまるところ、何を言いたいのかというと
中間層の所得を上げるという事のようだ
国民の年収を上げるという事
この基本構造は、どういうことかというと、次の図で示すことが出来る
分配とは、ここの所得の所に関することだが
これが一部の裕福な所に集中しないように
政府が吸い上げ中間層に分配(バラマク)するという事になる
ただ、考えなければいけないのが
この循環は、原則連動しているという事
ここで分配ばかりを言うのでなく、成長を言ってはいるけれど
どうも、この成長という事が政治家も経済学者も官僚たちも分かっていないようだ
経済の成長に何が必要かわかっているなら、
借金を1000兆円以上積み重ねても成長させれなかったという事は
成長を理解できず、放漫経営をしてきたことを示している
野党は、特に分かっていない
MMT理論などが影響しているのだろうか
このコロナ禍で財政出動の必要性が増している事も原因だろうが
全政党がバラマキのオンパレードだ
ここで考えておかなければいけない重要なことがある
過去、ドイツでナチス党が生まれた背景に似ているのだ
このような中間層への優遇政策で国民の支持を集め、政府の権力を強め、あのジェノサイトが成された背景がある
中間層に様々な優遇政策を施し、国民総愚民化を施しあれだけの悪を成すことが出来たのだ
バラマキの恐さは、後に地獄への道につながるという事
全ての政党がバラマキ政策を前面に出している状況は、非常に問題だ
本来、そのようなことを政府がやるべきではない
GDPの三面等価の原則という事が経済学で言われているようだが
図を見ても分かるように
良い仕事で良い商品とサービスを大量にスピーディーに提供され
その価値の対価が代金として回収されるなら
その資金は、拡大再生産のために投資され
国民の所得として家計を支え生活を潤し、良質な仕事を支える
そのインプットとアウトプットの力が、消費を支え、生産を支え、所得を支える
この循環がGDP、国民総生産という数字になる
この循環を一生懸命に、神仏に喜ばれるような姿にしていけばよいだけなのだ
このピラミッドの形を大きく美しいものにすればよいだけなのに
政府の権力を大きくするという事は、黒雲を広がらせるようなものだ
国内で循環している血液のようなものを政府が吸い上げるという事は
この循環のブレーキにもなる
この循環を助けるためのインフラ整備や
その循環を守る国防の為に準備するなら良いけれど
大きな政府を作り、次々と政府組織を大きくして
国民の依存心を醸成してしまっては
悪意を持った指導者が出てくれば、瞬く間にドイツの二の舞になる
選挙民の御機嫌取り、甘やかすためのような、価値を生まない仕事に、
政府が力を注ぐならば、価値の循環は止まる
この循環の中に価値が生れなくなれば、どこかから奪うしか方法が無くなるからだ
そのような状態を神は許されないだろう