陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2021-10-14

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善悪が反対に見える原因

先日、友人と議論して驚いた
人物の評価が真逆だったのだ

話題に出たのは、吉田松陰とトランプ

私は、両人とも偉人であり尊敬しているのだが
彼は、吉田松陰はバカ者だと言い
トランプは、どうしようも無い人物だという


ここまで踏み込んだ議論はしたことが無かったけれど
考えてみると、当然の結果だとも思えた

彼は、死後の世界を信じていない
当然、神なる存在も信じていない
私の共産党員の姉同様に無神論者だ
頭脳明晰で優しくもあり好人物なのだが、深く議論をすると立ち位置が違う

これほど、人物評価に違いが出ることは、ある意味面白い現象だ

当然ながら、その人物評は、その人物の判断内容に対する評価でもある
その人物の実績を評価できないという事は、
彼の価値観の中に、違う価値観が有るということ

なぜ、このような反対の評価になるのか
それぞれの言い分の中に正しさは有るだろうが
掘り下げて考えるに
究極の原因は、おそらく、「信仰心」に有る

泥棒にとって警察官は、悪なる存在だ
警察官にとっては、当然、逆である

裁判でも、利害を争っている場合、それぞれ相対するものは、悪人と言えば悪人だ
どちらが、より正しいのかの判断は難しい
立ち位置によって違ってくるからだ

石川五右衛門やネズミ小僧など、
彼らは本質泥棒であり悪人なのに、義賊として描かれることがある
盗んだものの一部をバラマキ、貧乏人を救っているとして
それを取り締まろうとする捕り方の方を消極的ながら悪なる側と観る見方もある

吉田松陰の生きざまは、確かにバカ者と観られても仕方がない面もある
明治維新を評価できない人にとっては、なおさらだろう

トランプに対する評価も、今ではバイデンの失政で彼の愚かさが目に付くにつれて挽回され逆転している
しかし、アメリカだけでなく日本でも未だマイナス評価をする人は多い

結局、その判断の逆転現象は何故起こるのかを考えると

ハッキリ言って「無神論」と「唯心(神)論」の違いと断言して良いと思う

少なくとも神なる存在をぼんやりとでもイメージできる人と
イメージできない人の違いだと思う

イエスキリストなど、みすみす処刑されることが判っていて
その地に足を踏み入れて殺されている
吉田松陰も同じである

大手メディアでは報道されないけれど
トランプの演説は、神に触れ、創造主に触れながら感動的な演説をしている
それぞれに、神なる視点、天なる視点が心の中に有る

私の姉などもそうだけれど
頭脳明晰で優しく、人に対して良かれと思っていても
神なる視点が心の中に皆無であれば
自分自身が神であり、自分の考える正しさが全てとなり
他者の意見に耳を貸すことが少なくなるだろう

これは、ある意味、優秀であればあるほどその傾向を強くするようだ

話は飛ぶように思われるだろうが
先日、アクセルの踏み間違いで二人の親子を殺した政府高官の老人の言葉を聞いていて
彼の価値観も無神論で、自分の判断が正しいと思い込む傾向が有ったのだろうと思う

結局、無神論で心が固まってしまうと
主なる神が自分に置き換わってしまう
自分の思っている正しさが全てになってしまう

この恐ろしさ、この愚かしさ、この醜さを理解できなくなる
そのような人達で世界が埋め尽くされそうになっているようだ

仮に、神がおられ、全人類を我が子と見ておられる存在がおられるとしたらどうだろうか
そんな風に無意識にでも考える事が出来るなら
早めに自らの過ちに気づくことも出来る

経済問題、政治問題についても同じことで
神仏なる存在を完全に無視して
自らが主たる神になり判断しているから判断が狂ってしまう

消費税がブレーキなのに
全体では、アクセルとなると判断し徐々に税率を上げて
また、更に上げようとする

ブレーキとアクセルを間違えているのに
未だ気づこうとしない

経産省のトップだったようだが、同じことが時と所を変えて繰り返されている
フラクタルなのだ

信仰心を取り戻してほしい
神の願い、神の愛の思いがあり、私たちが存在している
神の子、仏の子であることは間違いないけれど
その神に成り代わって自らが神になろうとするところに不幸が生まれる

政(まつりごと)の本質は、 神の代わりに国民を治め
国民を安んじさせる事であり、経世済民が目的なのに
その政治経済のかじ取りする人が
神なる存在を認めず、創造主の願いも感じることなく
考え、判断するならば
神々の意図しない方向に向かってしまう

皇室の役割も神の声を聴き国民の範とり、まつりごとを正しい方向に向けることなのに
政治家が神国日本といった発言をしただけで
マスコミに叩かれてしまうような国になってしまった

神のいない民主主義は、獣たちの世界となりかねない
その結果が、どうなるかは
いずれ思い知ることになるのだろう

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