陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2021-03-18

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MMT理論の最大の欠点

MMTでは、政府には貨幣発行権がある為に政府の財政と家計とは違うという

この思い込みこそ、最大の弱点だろう


政府は、お金を作ることが出来るけれど
個人や企業、民間ではそれが出来ないという思い込みだ

確かに紙幣や硬貨という便利なお金を民間では作れないけれど
不便ではあるが、それに代わるものが造れるのだ

個人や企業が造り出している貨幣に代わるモノとは
そこで生み出されている商品やサービスだ

お金を単なる数字として見ていると、そこが見えないけれど
お金を信用を背景にした道具と見た時に違って見えてくる

お金を単なる数字でなく「信用」と見た時に、その価値の見え方は違ってくる

個人も企業も政府も国家全体も、あいまいでは有るが
ある種の「信用」を確かに持っている

信用という視点から見るならば、個人も企業も政府も同じだ
信用が有れば価値は上がり
信用が無ければ価値は下がる
その有る無しで国力に差が出て来る

その「信用」の中身は、経済力も有れば、教育力も政治力も、軍事力も有り
その政府、国家を構成している人たちの力が大きく関わる

その力が、質、量ともにレベルが低ければ信用を得ることは難しい
その国が発行するお金の信用にも関わってくる

個人や企業、そして、その政府が産み出す信用とは何かというと
具体的には、その生産物だ
必ず何らかの仕事をしている

個人でも遊んでばかりで仕事をしてなければ、信用が無い
企業でも悪い商品やサービスばかりを出していれば信用は無い
政府も仕事をしているのだが、その仕事が悪ければ信用が無い
政府の仕事には、道具としての通貨を発行する仕事も含まれ
その使い方も問われているというだけなのだ

それぞれに、仕事の質を
愛・知・反省・発展の教えに照らし合わせて良きものであるかどうかを考え反省する必要が有る

その仕事に「与える愛」の思いがどれだけあるか
その愛に智慧を生かしているか
そして、反省して検証する姿勢は有るか
真なる意味で発展しているかどうかだ
そして、その発展が、さらなる愛の発展に貢献しているかどうか

人も企業も政府も、より素晴らしく成長して行く権利があり
その成長の結果を出すべき義務が有る
神により創造され、神の如く成長することを願われている存在で有る以上
愛を与えるという事は、権利であり
お役に立てれるという事は、幸福そのものであり、幸福の原点です
幸福になるという事は、権利では無く、義務であるという事が論理的帰結としても証明されます

そのお役立ちの結果、報酬とか賞賛を得る事にもなりますが
現代社会は、結果至上主義が蔓延して
自己中心主義になり、全体の成長に寄与することなく
今だけ、ここだけ、お金だけの世界に成り下がりつつあります

緊縮財政の政府もMMT理論も、結局は、目に見えにくい信用などを見ないために狂ってきています

「信用」の中身を探求していくと、神さまから見た信用にまで至るでしょう

いま、政府の仕事に信用が無いためにおかしくなっています
造り出してるお金という便利な道具を使っての仕事が蛇行しています
そのお金の使い方が悪いために、悪い政治家を造り出したりして悪循環させて、更に悪い政治を行い
お金をイッパイ生み出して市場に流しているのだが、社会を成長させること無く
発展させること無く通貨発行量ばかりを積み上げています
このコロナ禍でやむを得ないとは言え、さらなる悪貨を市場にバラまいています
結局、その仕事に神からの信用が無いために
運が悪くなってしまっているのです

もちろん、その政府を育てたのは、我々個人でもあり、企業群です
愛・知・反省・発展での
反省が出来ていないためにこのコロナ禍もなかなか収まりません
更なる天罰も来るようです

反省を、ハウツー(どうしたから、こうなった)だけのサルの反省でなく
思いの反省、動機の反省が必要です

その前に、世界観、人生観、宗教観の反省が不可欠です
世界の観方が間違っていると、反省も上っ面だけのモノになるからです
猿の反省では、根本的な問題解決には至らないでしょう

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