陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2021-02-10

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お金とは、信用を背景にした道具

中央に描かれているものは、全ての全てに関わる
そのお金に値打ちが有るのなら、多くの人の信用を得ているのでしょう
画像の説明


お金で買えないモノは無いとまで言われるように
ある意味、お金とは価値あるモノの尺度でも有ります

このお金という存在と、あらゆる価値ある存在と
これらを結び付けているモノは、信用です

ただ、信用と言ってもあやふやな認識でしかないでしょう
一度、三橋貴明氏に
「何故、お金が信用を背景にした道具だと認めないのか?」と聞いたことが有ります
その時の答えは、信用とは、あいまいな意味でしかないので、それを使いたくないという意見でした

三橋氏は、言葉の定義に非常にこだわるそうですが
曖昧で、あやふやなのがこの世の中の常です

何に価値が有り、何に価値が無いのか
本当は、言葉だけで定義するのは不可能です
人により、所により、時代により違ってきます

全ての存在の価値が、あやふやであり曖昧です

だからと言って、客観的な価値判断をすることなく
自分自身が定義した価値判断だけで考えているとすれば愚かです

本質的な価値判断するためには、三点測量が必要だからです

画像の説明

三橋貴明氏が盛んに提言されているMMT問題が有ります
この事を見聞きするたびにオゾマシク感じるようになってしまいました

彼も世の為人のために良かれと思って活動されているのでしょうが
アメリカの社会主義者のバーニーサンダース氏の経済顧問である
ステファニーケルトン氏との同調ぶりを見ても
彼の価値判断に曇りが有るとしか思えません

社会主義、共産主義には、大きな間違いがある事は真実です
あの世も神も信じない世界観では、上の図のような三角測量は出来ません
自分の思い込んだ正しさが主となります
世のため人のために良かれと思っていても
もし、自分のその思い込みが間違っていても、その間違いに気がつけません
環境や他人のせいにして自分の正しさを押し通そうとするでしょう
その人が頭脳明晰で優秀だと、なおさらです
どんなに頭がよくても、バカより悪い「愚か者」となります

お金が、信用を失っていく過程、段階を考えるなら
神様からの信用を失うほどの恐ろしさは無いはずです
自国通貨建ての借金で破綻する訳が無いのだから、
単純に財政出動をためらうべきではないという意見に賛同できない

以前にも書いたが、今一度、通貨の信用が失われて行く過程を考えて見るべきです

その国の通貨(お金)の信用は、どのように発行され、どのように使われており、どのような人たちから信用を得ているのか?

こう考え始めると、これは、「仮想通貨」にも通用するし
今、高くなっているようですが「株価」にも当てはまります
それぞれに価値が有り、その価値を通貨(お金)の多寡で表現されています

そう考えると、お金とは、確かに曖昧なモノです

以前、リーマンショックの時に「株価」の大暴落が起きて
あわや恐慌かという状況まで行きました
その時、当時の麻生首相がIMFに対して何10兆円だったか忘れたけれど
資金供与をするという発言をされました

その発言で世界恐慌を防ぐことが出来たのだと幸福の科学の大川隆法総裁が言われていました
正直理解できなかったのですが、考えて見れば
株価の価値が暴落したのなら
それに伴って通貨の価値も、一緒に下落してもおかしくなかったはずです

価値観というモノが棄損されて、その表現形式であるお金が一緒に下がることは当然かもしれません
道具としてのお金が、株価の下落につられて感覚的に大量に減ってしまうのですから
現実的にもお金が消えていくイメージも有ったのでしょう
そのことに対しての歯止めになったのでしょう

お金もそうですが、価値観というモノは、本当に曖昧なモノです
多くの人がそう思い込めば、そう思った通りに向かって行きます

全ては陰(思い)と陽(行い)で成り立っていると言うように
個人レベルでも全体レベルでも、思いが具体化されて行くだけです

今、何故、株価が上がっているのか
私は株も持っていなければ買ったことも有りません
しかし、株価とは、企業の価値の表現形式であり具体化のはずです
多くの人が企業価値が上がっているという信用を抱いているのでしょうか

このコロナ禍であり、16か月前に消費税が10%に上げられ
明らかに経済状況は悪くなっているはずなのに
何故、誰が、その信用を担保してくれているのでしょうか

そこに何らかの考え違いなりが有ったとするなら
今の株価は、バブル状態なのでしょう
バブルだとはじけます

日本のバブルがはじけた時にも、大川隆法総裁が言われていましたが
バブルであるなら中身を詰める政策をとるべきで
土地価格にブレーキをかけようと土地売買に規制を加えたり
金利を上げてお金の循環を悪くしたり
わざわざ経済の首を絞めるようなことをしてバブルをつぶしました
土地が高騰しているならそれに見合うように建平率を上げるとか
高層化するような政策をとるべきだったと

今、企業価値が上がっているなら
それに見合うように
実質的に中身が追いつくように経済の活性化を促すべきです
消費税などという消費にブレーキをかけている時ではありません
財政出動をするにしても企業価値が上がるような方策をとるべきです
バラマキなど、補助金とかで、優秀な企業が育つはずは無いでしょう

一律の給付金で一瞬の消費が増えたとしても、多くの企業価値が上がるとは思えませんし
繰り返し財政出動で給付金を国民に配っていくとどうなるのでしょう
次第にその通貨の信用は落ちていきます
しばらくそれが表面化しなかったとしても、どこかにそのツケは溜まっていきます
何かの拍子にあるものの価値が急落すると、それにつられて一緒に下がるでしょう

これは、窯焚きと同じでサボったツケは必ずどこかに来ます

自国通貨建てで借金を繰り返し、日銀に買い取らせれば借金は返さなくてよいと言っても
その通貨自体の信用がどこまでもつのか、本当に曖昧です

信用さえ担保できれば、今の1000兆円が、9000兆円になろうとも大丈夫なはずです
信用さえあれば大丈夫です

しかし、本当に信用とは曖昧なモノです
本質的な信用も有れば、暗示にかけられた信用も有ります
思い込みとも言えるでしょう

良い信用も、悪い信用も、普通の信用も有ります

アメリカ大統領選挙でも思い知らされましたが
今、悪い信用が世界を覆いつつあります

その悪い信用を背景にした経済は、本当に曖昧なモノであり
イイカゲンなモノです

ちょっとしたほころびではじけてしまうでしょう



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