陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-11-20

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財政出動、そのお金の使い道

このコロナ禍で世界中が財政出動を余儀なくされている
多額の国債発行などでお金を市場にばらまいているのだが
ロックダウンなどで仕方がない面が確かにある

この財政出動の増加でMMT理論の正当性を言うような人々がいる

ケインズ経済学のように
政府が多額の財政出動で仕事を生み出し国民に仕事を与えることには意味が有るだろうが
ここには、落とし穴もある


その仕事が、神意に叶ったものであるのかという問題だ

私には、大きな国家の経済は分からないが
全てはフラクタルであり
個人レベル、家庭レベル、企業レベルと同じだろうと思われるのだ

もちろん、国は、自国の通貨を発行して借金が出来るという面があるが
国によっては、自国の通貨での借金が出来ないところも有る
自国の信用がなくなりドルなどでの借金しか出来ない国もある
自国の通貨を発行しても、すればする程その価値がなくなり
お金としての信用が担保できなければ使う事が出来なくて無意味となる

要するに、その国の何らかのものに「信用」が有ればそれを元にして借金は出来る
鉱物資源であったり、エネルギー資源であったり、人的資源であったり
価値「信用」の在るものが有りさえすれば他国なり国民から借金できる
直接、お札を印刷してばらまくことも可能だろう
(もちろん、この方法はすぐに信用を失う事は必至だ)
そして、そのお金を使って国家の存続を図ることも出来れば
将来における国家の経済成長を期待することも出来る

結局は、お金は道具であり
その背景に「信用」というものが無ければ無意味である

個人や企業レベルで考えても
借金などでお金を調達してそのお金を何に使うのかという問題がある
その経済を成長させ続けることが出来るのなら
どれだけ借金しても問題は無いだろう

個人や企業レベルでは、その借金や利息を払い続けられるなら
どんなに借金が膨れ上がっても大丈夫だ
その信用さえあれば、更に加速してお金を貸してもくれることになる

これは、国家の中で自国通貨を発行して借金と利息を返していけるなら問題は無いのだが
新たな借金をする時に、その借金と利息の支払いのためのお金に「信用」が無くなっていくと当然ながら誰もお金を貸してくれなくなる
借金を引き受けてくれなくなる

借金という形でなく政府が独自にお札を印刷して使うにしても
将来、そのお金の信用がなくなる予測がたつと
そんな通貨を貰っても意味が無いことになる

個人や企業、国家であっても
「信用」が絶対不可欠なのだ

今、コロナ禍で「信用」を背景にしない使われ方をされているが
緊急事態であり、仕方が無いように見えるが
経済を成長させる要素無く
経済の足を引っ張るような使い方をされてしまうなら問題だ
国民や政府を堕落させ未来に期待が出来ないなら
全くの無駄玉となる

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