陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

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窯焚き前

最近、いつも、この時期になると
どの窯で焼こうか迷ってしまう

小さな窯と新しい大きな窯だ


入る作品の数は3倍以上の違いがある
薪の量は、当然違いがあるが
新しい方の窯は、丸太のまま燃料に出来る量が5倍ほどある
28cm直径までならそのまま燃やせるのだ

作品から遠くで焼くので雑木であろうが廃材であろうがなんでも使える
このおかげで燃料費が大幅に節約できる

この窯の利点を説明するのは本当は簡単な事なのだが
造った本人も詳しい理屈が分かって出来たものでは無い
なんとなく導かれるようにして出来たのだ

理屈は簡単
溶鉱炉で反射炉と言うのがあるが
まさしく反射炉の理屈だ

理屈が分かって、この次に窯を造るなら
もっと良い窯が造れそうだが
今の状況ではチャレンジは難しい

しかし、今ある窯の欠点を知りながら焼き上げても
工夫次第でその能力以上の力を引き出せるだろう

良かれと思って新たな窯を造っても
おそらく、そこには、必ず欠点が潜んでいる

最近、この世界経済の問題点がキリが晴れた如く見えるようになったとしても
その中での格闘が更なる気づきを与えてくれる
その時代、その環境の中で頑張ることの意味は大きいだろうと思う

まだまだ、見えている気になっているだけで
見えていないものは、更にあるだろう



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