陶玄郷

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政府の資金の集め方

政府の資金の集め方をもう一度整理します

取り上げる方法(税金)
借りる方法(国債)
作る方法(政府紙幣・高額硬貨・国債の日銀直接買い取り)

自前で作る方法は、政治に神の如き精神性が有れば問題は無いけれど
現実は、それとは逆の場合が多いようで
歯止めもかかりにくくなり現実的ではありません


ただ、戦争などが勃発して国家が滅びるかどうかと言うような時には
例外として必要な方法のようです

高橋是清という政治家がいましたが、まさに彼がなした仕事でしょう

しかし、平時においては適切で無く
そこで、普段の資金調達方法は、税金か国債です

要するに取り上げるか、借りるかと言う方法です
税金は、柔らかく言えば負担して貰う事とも言えるでしょうが
見方を変えると「取り上げる」と言って間違いないでしょう

「借りる」と言う方法は、信用が無ければ無理です

政府高官達は、自分たちには信用が無いと見ている可能性が有ります
もしくは、借りると言うことを恥のように思っているのでしょうか
赤字を増やすことは無能の証だと思っている可能性が有ります
もし、そうでなければ、頭の良い人達ですから
自分たちが得をする方向に巧妙に誘導している可能性も有ります
財務官僚達は、大企業に天下りをして高額の利益を得ているとも言われます
法人税減税や消費税の戻り税とかいって輸出企業は利益を得ていたり
マスコミは広告料収入を得るために大企業に媚びをうったりしているようで
経団連などは、消費税増税に積極的です
あまりにも自己中心的、結果至上主義的で思考停止の人達が多くなっているようです

政治家、官僚、マスコミ、大企業たちの利益優先主義がまかり通って
中小零細の庶民の利益をないがしろにする傾向があるようです
グローバル企業は自由貿易で、安い海外の労働力を使い
安い製品を入れることで国内の仕事を奪います
自由貿易を阻害するなら安い製品が購入できなくなって国民が損をするというような言い回しをしていますが
仕事が減って国民の所得が減ると元も子もなくなります

全ては循環しているのです
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結局は、国民から取り上げる増税という方法を選択しています

本来は、国債という方法で国民から借金すれば良いのです
国民からの借金で有れば、その利息は国民に返されます
それは、国民の利益に将来なるのに
変なプライドも有るのでしょうが
国民から取り上げる方法を選ぶようです

それなのに、国民は、それに気がつかないでいる
マスコミは、自分たちの利益ばかりを考え軽減税率の対象に選んで貰ったりして国民の洗脳に協力している
NHKなどは、そもそも、受信料という税金でお金を巻き上げているので意識してかしていないのか分からないけれど
増税はやむ得ないと思いこんでいるようです

国民から取り上げるのでなく借りるという方法に頼るべきです
国民から信用されるような仕事をすれば良いだけなのです
そうであるなら、神仏の子である人間で有る以上
金利というリターンも有るのですから貸し手がいないという事はあり得ません

そもそも、はなから神仏の眼に叶うような良い仕事をしているならば
最終的に赤字が増え続けることは無いはずです
政府の借金が経済を国家を成長させる方向に使われるなら
その経済成長が借金を包み込んでいきます

過去の数字を見ても政府の借金が物価変動をのぞいて
明治時代から数百倍か数万倍か忘れましたが、
大幅に増えていても問題にはなっていません
人が成長すれば、それまでの借金は小さなモノになっていく理屈と一緒です

財政赤字は、確かに問題です
入るお金と出るお金の財政収支のバランスを取らない企業は倒産します
企業が収入として期待できるのは、その会社が産み出す商品・サービスの代金です
そして、それらの信用を背景にした借金です

しかし、政府は、資金調達の方法に「作り出す」という禁じ手だって有るのです
その国家を守り、その国の通貨を守り、その国の経済を守り
その国民を守るためであるなら
緊急避難的に「作り出す」という手法で財政出動してでも
経済をプラススパイラルに保っていく必要があるでしょう

もちろん、財政赤字が止めどなく増えていく方向に行ってはなりません
借金が増えたとしても同時に経済成長が上回っていく方向に進めなくてはいけないでしょう
作り出すという手法もあり
現在の日銀が国債を買い取る形での金融緩和政策は、
どちらかというと政府がお金を作りだしている形に近いでしょう
しかし、その資金は、市場に出ていって経済を成長させるような働きが出来ていないようです

作られた資金でも借り上げられた資金でも
その資金が選挙目当てのバラマキに使われたなら
経済を成長させることなく止めどなく財政赤字は増えていきます
増税で得た資金も過去の赤字の数字を消すためだけに使われたら何の意味も有りません

子供が次第に成長して立派な大人になるように舵取りしなければならないのに
子供のご機嫌を取り甘やかすばかりでは、その家の家計にプラスすることなく
その家が過去に蓄積した資産をあっという間に食いつぶしていくでしょう

経済を成長させる
GDPを増やしていく努力が必要ですし
それからの財政健全化です

税収と支出のバランスが崩れていて
経済成長できないでいるのは
取り上げたり、作ったり、借りたりして作った資金の使い方を間違えているからです

そのような状況の時に
国民から取り上げる方法は、悪政です
増税は、悪政です

更に経済成長を阻害し赤字が増えていくでしょう



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