陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2018-10-15

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消費税増税の前に考えるべき事

福祉関係に使われるならやむを得ないだろうとか
財政赤字削減のためには仕方が無いだろうとか
消費税増税について色んな意見が有る

どうも対処療法ばかりで、やればやるほどマイナスの流れを作っているように見える
窯焚きでも、単純に薪さえたくさん放り込めば温度が上がるわけでは無い
薪の量を増やすことで温度を下げることも有る

原点に帰って考えるべきなのだ


陶芸であれば、窯をどう見るか
こちらの都合と、相手(窯)の都合とが有る
相手の都合も考えず温度上昇を願っても無理なことだ
窯でも、ある種の悟りが要るように
国家の運営でも悟りが要る
それが無ければやればやるほど窮地に追い込まれていく

窯の場合には、単純なので一定の時期で間違いに気づかされ
修正することは可能だが
国家の運営は、複雑で訳が分からなくなっていくようだ

左脳だけ優秀な人達は、頭が切れる為に自分を守ろうとする事に長けている
いろんなせいにすることで自分の判断の間違いにも気づきにくいのだ
しかも、自分の立場を中心に考えすぎる人は痛みを自分以外の所に持っていく傾向も強い
税金から所得を得ているような人達にとっては、財政赤字は困った問題だ
給料をもらう為の原資が少なくなることは給与を下げる圧力も強くなるからだ

私達のように消費が低迷すると不要不急のものである趣味のモノなどは消費が控えられる
その為には、消費が活発に行われるインフレ傾向の方が望ましいのだ

基本的に、商売をやっている人達は悟っている
値段を上げても売り上げは上昇しないことを

そもそも、増税しても税収が上がるかどうかである

日本は諸外国に比べて消費税率は低いという意見も有るが
しかし、受信料など税金と名前が付いていないようなモノもある
日本人の負担の割合は税金や健康保険料などで収入の44%を越えているという

税金の使い方も
社会保障・景気対策・国防・インフラ整備
どこにどれだけ使うのかという意見の違いも有る

結局どのような国家デザインにするのかという問題がある

話が飛んでしまうように思われるかもしれないが
映画「宇宙の法‐黎明編‐」に出てくる色んな惑星の考え方とも関連する
マゼラン星雲のレプタリアンの考え方では、とにかく国力を強くする為の政策が中心だろう
進歩を中心にした考え方だ
それに比べて、レプタリアンに滅ぼされるような惑星では
どちらかというと社会保障などに重心が置かれていて
国力を増すような資金の使い方はされなかった可能性が有る
調和を中心にした考え方だろう

どちらに重点を置いた社会を作ろうとするのかで
将来は決まってくる

増税で将来にツケを残さないために社会保障を充実させるというような意見も有るが
景気が良くならなければ税収も増えず
国防力もインフラも含めて強く出来ず
社会福祉もままならなくなってくる

結局は、
税収を増やし、
国民所得を増やしたければ
GDP(国内総生産)を増やしていく必要が有るということを
大前提として考えなければならない
そのGDPという結果目標を達成できなければ

国民の幸福という目的は、実現出来ないことになるからだ

この基本の流れが出来てから、どのような社会(惑星)に造り上げていくかが課題として出てくる

今の状況では、調和を重視した社会も
進歩を重視した社会も造り上げることは無理であり
自滅への道しか残っていないように思うのだが

画像の説明

財政赤字が内容によっては何の問題も無いことは
次の図を見れば明白だ

画像の説明



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