FrontPage/2024-11-04
諸悪の根源
人生も何もかも、良い方行に向かうのと、悪い方向に向かうことが有る。
その原因は何かと考えると、色んな意見が出て来るけれど、しごく簡単なことだと思えるようになった。
人生でも、スポーツでも、いろんな仕事や趣味であっても、何もかにも共通するのが、これだ。
この図表の二重線から上、この「どうやって」「どうしたい(どうなった)」の所だけで生きていることで、良い循環を生まない。
スポーツなどの競技で言うなら、勝つためには、どうすれば良いかだけが中心に来ていると、良い成績を収められない。
その勝負の前にも、この循環は繰り返される。
当然、「なぜ」が有る。
どんな思いでやっているのか、その訓練が有り、その蓄積がある。
そこにフォーカスすることなく、ただ、勝ちたい、成績を残したいだけになってしまうと、薄っぺらくなって、本来、蓄積した実力が発揮できないのだろう。
自己信頼、修行してきたことの自信、繰り返し、この循環を重ねてきた蓄積が重要であり、その自然体で、その人の実力が発揮される。
その中に、それぞれの思想哲学が育まれて、その力を下支えしてくれている。
ところが、現代社会は、世界中が共通の問題を抱えていると思うが、表面的な事だけで流れている。見えにくい所を見ず、証明しにくい所を見ず、結果だけを追い求め、二重線より下の部分がないがしろにされている。
動機、思いの重要性、それぞれの課題に対する認識、悟り、また、私たちが生きている世界に対する認識、悟り、これらが隅に追いやられている。
簡単に言うなら、「なぜ」「どうして」掘り下げて考えることを放棄しているということ。
そうすると何が起きてくるかというと、結果を出すために、相手のスキを突くように奇策に向かう。
この繰り返しの先には、奇策を越えて犯罪レベルまで行きかねない。
王道でなく、覇道に向かいかねない。
この結果を重視しすぎる流れであると、思考は停止する。
この思考停止の問題は、良い方向に出れば、競技などの試合で、余計なことを考えずに本来の実力を発揮する方向に向くけれど、これが当たり前になり修業を怠っていると、薄っぺらな人格でしかなくなる。
方法や手段ばかりを考え、一時は成果を出せるけれど、その循環では、やがてジリ貧になって来る。そして、更に過度に方法論に頼るような流れに入り、犯罪すれすれのレベルまで落ちて行く。
そして、犯罪を犯罪とも認識できず実行する。
闇バイトに手を貸して現金収入を得ようとすることなども、この悪い思考停止が有る。
これは政府レベルの仕事の中にも浸透し、収入(税収)を得ようとして、私に言わせると、様々な犯罪に手を染めるようになって行く。
そのような政府の仕事、税金の徴収方法の中には詐欺が横行する。
官僚たちの頭の良さは、詐欺師としての才能にたけているのかもしれない。
ただ、この思考停止、結果ばかりを求め過ぎる傾向性は、一般国民にも浸透している。
これは、アメリカでも同じで、分断が危惧されているけれど、その分断の大きな要素は、ここに在る。
思考停止し、結果ばかりを求める人々と、そうでない人々だ。
前者は、民主党、ハリスを応援する傾向がある。
後者は、トランプにシンパシーを感じるだろう。
アメリカでも日本でも、トランプにつまづいている人はあまりにも多く居る。その理由は、上っ面だけに引っ張られている人々だ。
色んなニュースの中でコメントを聞いていて、トランプが理解できないでいる人々は、思考停止させている人だと思う。
プーチンを理解できないでいる人達も同じだ。
日本保守党の百田氏には好感を持っていたが、ウクライナ問題に対する考えを知ってから、頭は良くても思考停止で、薄っぺらな人なのかと思い落胆している。
今、世界中が、この「陽」と「陰」に二分されているとも言えるだろう。
やはり、最重要は、「なぜ」と自問自答して問いかけることだ。
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