陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2024-11-03

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原点回帰でどこに帰るべきなのか

あまりに抽象的で曖昧である。
より具体的にするために、より単純化して何か似たモノを持ってきて考える必要が有るだろう。


人生を何に例えることが出来るだろう。
その個々の人生の集まりである社会を、何に重ね合わせて考えることができるだろうか。
そんなことを考えていると、以前よく使っていた車などの運転が有る。

車の運転では、どんな要素が有るのか考えると、ハンドルとアクセルとブレーキだ。それらを使って世界(地図)の中を進んでいく。
この車の運転と人生行路を歩むことは似ているだろう。

まず、地図上のどこに向かうのか、決める必要が有る。
東京を目指すのか、それとも大阪を目指すのか、北を目指すか南を目指すか、まず、目的地を決める。そこに向かうという大目標が有り、目の前の交通事情に合わせて安全に、迅速に進むためのハンドル操作も必要になる。要するに、心象風景としての理想とする地と、現象風景としての目の前の現実の地とがある。その評価が重要であり、その判断にも二面ある。
心象風景では、天国と地獄の違いがある。その場所の善悪である。
現象風景では、その場面の状況の見極め方で、ハンドル操作やアクセル、ブレーキの選択と加減が関わってくる。
このような陰陽の二面が有ることを意識しておく必要が有る。理想と現実の二面であり、善悪の二面だ。これが見極められなければ事故につながるだろう。

そして、たとえ北へ、理想とする地へ向おうとしても、やみくもに頭を北に向けて進めばよいわけでは無い。スピードを出せると気持ちが良くてもブレーキを掛けなければならない時もある。ゆっくり優雅に進みたくてもスピードアップしなければならない時もある。

山や川が有れば、時には大きく南に進まなければならない時もある。
ガソリンが無くなるようだと、燃料を求めて逆の方向に行く必要もある。
その為の資金が足りなければ、それを稼ぐために北へ向かうのを止めてそこに滞在する必要もある。休憩したり睡眠を取らなければ目指している地に到達できず、中途挫折で終わることも有る。
色んな状況が有るけれど、このハンドルにおいては、どこに向かいたいのかというイメージをハッキリ描く必要が有るということ。

昔あった経験で面白いことが有る。
愛知県に展示会か何か、備前焼の販売の営業で移動していた時に、車中泊できそうな場所を探している時のことだ。
インスピレーションに任せて、ハンドルをその場その場で左右に切って進んでいると、ふと目の前に、関ヶ原古戦場跡という看板が出てきた。
私は、背筋に寒気が走り、怖くなったので道路わきに有った居酒屋に入った。その駐車場で酔いが冷めるまで仮眠させてもらうつもりだった。
そこで、おかみさんとの話の中で、その娘さんの霊的な体験を聞かされた。ホテルで彼氏と話している時に、突然、人が変わったように、別人の声でしゃべり始めたという。何人か入れ代わりながら意味不明のことを口にしていたそうだ。
おそらく不浄仏霊が、入り込んでのことだろうが、私自身もハンドルを何ものか分からないモノに任せていたせいで、そういう地場の強い所へと誘われたのだろう。

大局的に見るなら、ハンドルという要素だけでも、この図の4つの循環、愛(思い)、知(行い)、反省、発展が関わってくる。アクセルにしろ、ブレーキにしろ、この循環での加減が加わる。ハンドルの左するか右するか、どちらを支持するかしないのか、左右どちらにオンするかオフするか、アクセルもブレーキも、どちらにオンするかオフするか、その加減をどうするか。
整理するならこれらの要素がある。

これら、ハンドルにしろ、アクセルにしろ、ブレーキにしろ、状況判断が問われている。タイミングのことだ。人、時、所をどう見れるかということが関わってくる。その中での判断で、早すぎても遅すぎても、強すぎても弱すぎてもダメだ。
ことになる
人生上でも同じことで、社会の成り立ちも同じだろう。
このハンドルは、「思い」に、アクセル、ブレーキは、「行い」に関わる。そして、その循環は結果として現れ、成功し発展するか、失敗し衰退の道を歩むかのどちらかの道を進むことになる。
山道のような人生行路を、ハンドルを切りながら、ブレーキとアクセルを駆使して、安全に快適に進めるのか、それとも崖に激突したり、谷に転落してしまうのか、これに似ているだろう。

基本



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