陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

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経済(仕事)という課題を、立体的に見る

経済(仕事)という課題で、ナニヲ・ナゼ・ドウヤッテ・ドウシタの流れを見ます。
人の営みは、何であれ仕事です。
直接、お金にならなくても仕事であり、一人一人の働きが集積され、全体の経済を支えている。家事、育児の類も大切な仕事。
この集積がGDPです。
この4つの質、量、速度ともに低下すると循環が悪くなりマイナススパイラルを起こし衰退する。

基本ピラミッド


今、インフレ状態で物価高騰が起きているが、その原因が何かというと、二つの面が有る。
一つは、「生産」の面と、もう一つは「循環」の問題だ。
一人当たりの「生産」の質と量が減っていること。
政治的サービスを含め無価値な仕事が増え、循環ともかかわるが、庶民が産み出した価値を政府組織で浪費しているために、色んな仕事が価値を失い、悪循環を生み出している。

具体的に言うなら、国民負担率の増加だ。
国民が産み出している「お金」の半分ほどを公的機関に収めて行政サービスを受けている。
そのサービスという仕事の質が、下手をするとマイナスの仕事になっているものがある。
政府などが良かれと思ってやった仕事が、国民の労働の質、量、スピードの低下を招く場合があることだ。
バラマキなど典型であり、その為の政府組織自体が巨大化して全体の足を引っ張る。
厳密にいうなら、政府組織に頼らずとも自助努力の精神で、ほとんどのことが何とかなるのに、政府組織の維持の為に多額のお金もかかり、国民負担率も上がってくる。
政府が巨大化することで、規則や規制が増え、更に国民の自助努力でやれることを押さえ、社会は硬直化して自由闊達さが阻害されていく。
この流れが、世界をグローバリスト化させ、全体主義的になって行く。
「地獄への道は、善意で舗装されている」ということだ。 

結論。
小さな政府を目指し、バラマキなどで国民を甘やかすことなく庶民の自由闊達さを促すこと。
増税などで国民のお金を取り上げず、無駄な経費を抑え、その資金を国民に残し活用してもらうこと。
必要なら、通貨発行権を活かし、積極財政でプラスの循環を生み出すことも必要。
この天下の宝刀を使うときには、神仏の視点が不可欠であり、私利私欲をが断じて紛れ込ましてはいけない。ここで生まれたマイナスの要因は、必ず後でボディーブローのように効いてくるだろう。

官僚や政治家が国民より優秀でないことを思い知る必要が有る。
自身の評価を挙げようとして、どうしてもバラマキにになる傾向がある。
経済の本質を肌感覚で知り、悟っているような企業家、思想家が政府組織に居ないと、甘い判断に流されてしまうだろう。

アメリカのトランプのように、大富豪ではあるが、何度も破産した経験を持ち、何度も復活したような人物の智慧が必要だ。
日本の政治家は、二世議員であったり、官僚出身者ばかりで、智慧を獲得していない。権謀術数の手練手管だけで、詭弁を繰り返すような妖怪ばかりでは、全体の経済がよくなる術はない。

大川隆法総裁の意見の中で、参議院が本来の機能を果たしていないことを嘆き提案されていたことを「政治大改革 」という記事の中で紹介したことが有る。
これをトランプは実証しているようなものだ。性格の激しさもあって理解されないことも有るのだろうが、トランプ政権時代の減税政策は、減税の重要さを理解されている為に、その経済は順調に循環していたようだ。



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