陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2022-11-16

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二つの眼を常に持とう

人間は二つの眼を持っている
その目は、右脳と左脳に無限大マークのようにつながっている
次の図は、そのつながり方を頭を輪切りにした状態で見たものだ
そして、この私の思考の中ではフラクタルとしてあらゆる事柄と関連させている

画像の説明


あらゆる事柄と自己相似性を持ち
この一定の法則、この一定の形態が繰り返され
私たちの身の回りにあらゆる現象として現れている

この図は平面ではあるが
ピラミッドの形とも相関関係を持っている

このピラミッドの形は、全てのすべてに関連しているようだ
よって、あらゆることをこのピラミッドの図に入れて考えることが出来る

簡単に私たちが一番関心を持つべき所を説明します
それは、二つの脳を持ち二つの眼を持ち、世界を見、考えているということは、間違いなく二つの視点が有るということを示している
二つの視点、視野があることで実際の眼の機能としても物や風景が立体的に見えるし、距離を測ることも出来る

眼の機能としては二つの映像が両方の脳の中で作り出してくれる像については特段の説明はいらないだろう
しかし、脳の中で起きている抽象的なことについては見えにくいために難しい

簡単に言うならば、常に二つの視点で考える必要が有るということだ
簡単といっても、いろんな局面でいろんな考え方が有る
一括して説明するなら、陰と陽の視点だ
もっと分かり易くいうなら、原因と結果(時間)であり
他者と自己(空間)であり、感情と理性(人間)、思いと行い(人間)といっても良いだろう

これらが、全て関わってくるために単純ではないが
この二つの視点を持っていない人の考えは、往々にして間違っている場合が多いのだ

人はどうしても片目で見てしまう
しかも、右目の結果という像を見てしまう
自分の都合で結果にこだわりすぎるのだ
これは、ある意味、動物性が前面に出ているだけと見るべきなのだろう
ピラミッドの頂点部分に至ることが出来なければ動物性のままで生きていることになるのかもしれない

「人間は、考える葦である」という言葉もあるが
二つの視点で考えることが出来て初めて人間になれるし
より神近き存在へと昇華していけるのだろう
これは、地上から神なる世界に向かうことなのだろうが
逆、天から、神から光を引いてくるという考え方もあるようだ

本来、人間とは、万象万物とは、神の子、仏の子であり
仏性、神性を宿していて小さなピラミッドとして完成された存在であり、それを、より大きく、より素晴らしくしようとしてこの地上に生を受け修業している

努力するべき点は、左右を連携させつつ考えるべきだということ
もちろん、前提として正しい世界観が不可欠であり、神への、創造主への正しい信仰心がなければ、全てが水泡と帰してしまう

上の図を論理的な視点で見やすくするために5W2Hに置き換えると次のようになる

論理的考察

実は、こちらが先にできている
物事の本質を正確に見ようとすれば論理的に整理する必要もある
これも、最初はあることに対して疑問が有って生まれたのだ

「企業の目的は、利潤追求である」と言われていることに違和感を感じて考えると本質が見えてきた
この5W2Hを整理すると「企業の目的は、社会貢献であり、その結果目標として利潤追求が有る」が正しい認識だということが理解できるだろう

要するに利潤を求めることと、その利潤が生まれる要件を埋めることの二つが絶対に不可欠であり、片方だけではプラススパイラルは起こらない
良い循環は生まれないのだ

しかしながら、企業の仕事と政府の仕事は逆になり違っている
政府の仕事では逆に利潤を上げることは悪いことのように見られているフシが有る
企業の仕事も政府の仕事も本来違いが無いはずなのに、人々の認識がメチャクチャになっているせいで混乱を招いている

要するに、企業経営でも社是として社会貢献を上げていても、それをお為ごかしに使っている所もある
社会貢献を手段の中に使い仕事をし易くして利潤を上げようとする

本来、その仕事自体が社会の役に立たなければその存在意義がない
企業イメージを上げるためにこれ見よがしに社会貢献している姿を見せようとする

その同じ基準で国家の仕事を考えているために
政府の仕事に結果責任を取らなくてもよいように感じているようなのだ
政府の仕事には、徴税権もあり、通貨発行権もあり、財政的な大きな力が与えられているのだから、本来大きな仕事が出来るはずなのに、お為ごかしや人気取りばかりに努力して、結果目標をないがしろにしている
結果を無視しているために財政赤字の垂れ流しである

日本では、過去の蓄積が効いているのか、1000兆円を超える借金を積み上げても今までは無事で居られたけれど、いつまでも持たないだろう
自国通貨建てで国債を発行して借金出来ていても、やがて円での借金は無理となればドル建てでの借金しかできなくなるだろう
これは、アメリカでも同じことだろう

バイデン政権になってから財政赤字はビックリするくらい膨らんでいる
その財政支出での仕事が、本当に社会貢献に資するのであるならばその国の価値は循環し景気を押し上げることになる
もちろん単純ではないだろうし、目に見えるような即効性は期待しにくいだろうけれど、バイデン政権の政策の成果は何かというと、強度のインフレを起こしているだけだ

グリーン政策にしろ、多くのバラマキにしろ、経済の循環を妨げているだけだ
様々な政策がアメリカという国家の幸福社会の実現に貢献していないのだ
ウクライナへの武器供与にしても武器商人たちの利潤を増やせたかもしれないが、その行き着く先にどのような国家としての利益が有るのか疑問である

対して、トランプの姿勢はMAGA(メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン)に見られるように、その仕事の結果目標を正確に見据えている
在任当時の減税政策にしても、それに関する政策を考え、結果として税収増という成果を生み出してもいる

単なる結果主義でなくアメリカ国内に仕事を呼び戻し結果として景気を良くして税収増だけでなく本質的に失業者を減らし、多くの人々の幸福生活という原因をも産み出した

企業の仕事であれ、政府の仕事であれ、二つの眼をしっかり開けて目的と目標を常に意識しておればよい循環は必ず起きる
これは、原因と結果の関係でもあると同時に他者と自己との関係でもある
自己中も結果主義も、果実を求めながらも果実を産まなくなるのだ

税収を上げるという結果目標も原因を創ればよいだけなのに、景気を良くするという原因を創らずに税率を上げることばかりを考える

愚かの極みである

物事は、両目を開けて立体的に見るべきなのだ

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