陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2022-08-14

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窯焚き後

昨日、窯焚きは無事に終わった
そして、今朝、今までに無く反省ができたようだ
これは、窯焚きだけでなく
個人の人生や、政治や経済の事とも関連して深い意味合いがある


実をいうと、今回の窯焚きはうまくいかなかった
最後の段階にきて、私がいったん休憩の為に3時間ほど仮眠をとったことにある
窯の火は、もちろん交代の人が面倒見てくれているのだが
予定としては、過去の教訓からも連続して面倒見なければならないということは分かっていたが、その前もろくに寝ていなかったために、一旦任せて休憩に入った

このくらい猶予を見て大丈夫と思っていたのが
それまでの蓄積した熱量(オキ)の消耗が早く
言い換えると貯金が少なくなってしまっていた

うちの窯は、穴窯で単室窯で連なっている
登り窯は、房が分かれていて順番に焼き上げていけばいい
単室にしても部屋が分かれていても
前に焚かれた蓄積を踏み台にして熱量をバトンして次の部分を焼き上げていく

単室の穴窯は、しかも、うちの窯は比較的長めの為に
登り窯(部屋が分かれている)場合も同じだろうが
狙った場所の温度を上げるためには前の蓄積が重要なのだ

狙った場所の温度は、目標に達していた
そこでフィニッシュに入れば良いのだが
最後に炭を入れて作品の表情を増す作業に入るためには少し温度が足りていなかった
そこで、目標の温度にするために焚き続けなけれがいけなにのだが
その時には、一定温度に達していたとは言え、温度を上げる場所の蓄積も減らしていた

ここで確認しておかなければならないのが
窯の温度がどうやって上がっていくかという本質が分りにくいのだ
実は、目に見えない光が重要であり
遠赤外線とでもいうのかもしれないが
焚火でもわかるように、勢いよく炎が燃えていると温度は高いように見えているが、炎がおさまってオキの状態で空気と反応して光が出ている状態が一番強烈なのだ
この火は、表面だけでなく奥深くに浸透して対象物の温度を上げてくれる
ある意味、ミニ太陽が造り出されている状態と言っても良い
どうやって、このミニ太陽を作り出せるかにかかっている

このミニ太陽にも寿命がある
その命をバトンタッチしてもらいながら窯の温度を上げるのだが
こちら、運営主体の都合でことに当たると
その蓄積を無駄にしてしまう

このことを考えていると
脳裏をかすめるのが、日本の経済状況だ
確かに、日本には、過去に蓄積した資産がある
世界一の対外債権を持ち、世界一のお金持ちだという意見もある
その為に、政府の借金が1000兆円を越えても無事でいておれる

しかし、その信用という蓄積も、休憩し休んでいる間に消耗しているのだ
細かな数字のことは分からないが、
表面に見えている温度計の温度、数字が大丈夫なように見えていても
その実、中身は空っぽになってしまっている

下がり始めてジタバタしても、元の繁栄を取り戻すことは簡単ではない
薪をいくら投入しても、煙突からは勢いよく炎は上がるけれど
ミニ太陽の蓄積は少なくなっている
このミニ太陽(オキ)を増やさなければどうにもならない

結局、この状況から抜け出すために
元に戻して、ミニ太陽(オキ)を貯める必要がある
このオキを貯めるためには、一旦、結果をあきらめ原点に返ることだ

幸福の科学で学んでいる与える愛の考え方だ
ミニ太陽(オキ)とは、愛の原始
与える愛の実践を地道に繰り返しながら、温度を維持しつつ
オキを少しづつ増やすしかな
もう一度蓄積を増やしていくしかない

日本経済は、昔、世界一のGDPにアメリカを抜いてなろうとしていた
しかし、総量規制や金利操作で薪の量を減らしてしまった
更に、ゆとり教育までして、窯焚きの努力にブレーキをかける

結局、3時間の休憩で
朝の7時に終わらせることが出来たのに昼過ぎまでかかってしまった
その結果、多量の薪がいっぺんに消えてしまった
ここは、努力しタイミングを見誤らなければ出来ていたことだ

今、日本経済は、滅びに向かっているだろう
過去の蓄積におごり、MMT理論など使って、更に楽をしようとする
日本の産業を国策により後進国に移転して、日本で育てておかなければならなミニ太陽(オキ)を積極的に減らしていった
産業を労働力の安い国に移転し、そこで造られた安い製品の上で胡坐をかいてしまった

そこで、更に教育面で努力し、さらなる価値を産むべく努力する姿勢が有れば、新たなミニ太陽(オキ)が生まれて来たのに
政府も国民も、結果ばかりを見てしまった為だ

窯の温度という結果ばかりを見ていると
作品を焼き上げるという目的を見失う
より良い作品を作る為に窯焚きなどしているのに
温度だけ上げて土を焼き締めて、使えるようにさえ出来れば良いようになると本末転倒である

結果主義、結果主義の流れは、グローバリストたちの中に在り、
ミニ太陽(オキ)を造ろうとする働きを阻害する

世界に戦争や紛争を産み出せば、簡単に結果を得られるとして
自分たちの利益という結果ばかりを求めている

利益中心、しかも自分たちの利益を中心に見るなら
労働力の安い国に産業を移転し、安く良い品を豊かな国に売れば良い
更に進むと、資源の権益を我がものにすることが出来ればその利益は莫大なものになる

資源の権益を得るためには、金をつぎ込み、諜報作戦や宣伝広告、プロパガンダで資源国を混乱させることが有効だという
最後には、軍事力を含めた陰謀で邪魔者を消し去ろうとする
結局は、お金という結果ばかりに固執した人たちによって
世界は動かされ牛耳られてきた歴史なのかもしれない

最近次々に明らかにされていることを学ぶと
どうやら、どの世界の紛争の背景には、この結果におけるお金の問題が有るようだ
宗教問題ではない
宗教を無視した結果至上主義の考え方が原始には有る

本当は、ミニ太陽(オキ)が不可欠なのだ
与える愛と言っても良い
万物万象に組み込まれている愛の念いが具体化しようとしていることを理解し
その愛を生かし切る事だ
その愛(神の願い)を無視し結果ばかりを得ようとするところに苦しみが生れる

この宇宙は、全て、愛の思いで造られているという
この愛を学ぶために、この地球という特別な星が造られているという
転生輪廻という仕組みは、ある意味、この地球に与えられた仕組みのようだ

本来は、霊的世界(愛の世界)が実相の世界であり
この実際の三次元世界の中で、この本質の愛の問題を学ぶことの意義は多いという

ただ、今現在は、結果至上主義に支配され、愛は利用するもののように扱われ、神の願いの反対の「奪う愛」が跋扈している
このまま、地上が地獄世界を作り出す世界になるようなら
神は、それを許されないだろう

過去の神話的歴史の中で何度となく文明は滅ぼされているという
直近では、アトランティス文明、ムー文明が有名だろうが
この地球上では、今が第7文明だという

もし、この文明が終わっても第8文明が始まるだけのようだが
ただ、その過程で、黙示録に記載されているような悲惨な滅びを経験することになる
この、愛の教えの神髄を理解する人があ増えれば
この第7文明は続くだろう

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全ての中に込められている愛の形を
窯焚きでは、ミニ太陽(オキ)の形で見せられている
経済や政治の中にも「与える愛」が理解されることを願う
それに込められた神の願い、愛の発展段階説が学ばれることを願う

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