陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2022-01-22

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経済を根本から考える

経済を考えると「豊かさ」ということにあるのだろうか
もう一つのキーワードは、「幸福」という要素が入って来るだろう。

昔と今、生活は非常に便利になり快適さを増している
それが、震災などでインフラが壊されたときに、逆にその快適さが大きく壊されて厳しさを突き付けられる


代表的なのは上水道、下水道、インフラに関することだが
同時にいろんな物が提供され便利になっている事を思い知らされる。
使えなくなって、その有難さを思い知るのだ。

便利になるということは有難いことで、幸福感と豊かさが増している

その豊かさの為に生産性の向上という課題がある。
生産性とは、量と質の問題と、その循環スピードだ。

生活の基本である食料で考えると分かり易い

各人の努力で、生産物の量を増やし、質を向上させ
それが、多くの人の元に迅速に広範囲に届けられることで食糧問題はクリアしていける。

米の生産だけで考えてみても、昔と今では、一人で生み出せていた米の質や量や、その流通速度には大きな差がある。
10人で今の生産量が維持できなかったものが
一人で同じ量が生産できるようになれば、ゆとりが生まれる
ただ、残りの9人が遊んでいては変わらないけれど
他の9人が農業機械や肥料の研究、道路の整備、運搬機械の工夫をしてくれることで、加速度的に質の向上、生産性、流通速度は良くなっていく。

食料だけでなく、様々な分野で創意工夫が成されると、そのプラス循環の効果はすさまじいものになるだろう。 
様々な技術革新で便利になり、それらが、単に自分の利益のために努力したことが、他者の利便性に貢献し善なる循環を始める。

それぞれが、成果を求めて努力したことが
他者への与える愛となって実を結んだときに、その善の循環は驚くような結果を見せるのだ。

ところが、お米の生産で10人分の生産が一人で出来るようになったところで、他の9人が自分の分の米も作ってくれるのだからと言って努力も何もしなければそのままであり、これが、今盛んに言われている「分配」でもある。(以前は、ゆとり教育や、下り坂を生きる勧めなどが世間でもてはやされたことが有る)

経済は成長しなくても良いという考えも有るだろうが
はたして、それはどうなのだろうか
楽して暮らせることを善として考えるような人が増えるならば
そして、努力して生産性を上げた人が割を食うような仕組みが成されるなら努力し工夫をする人は減っていくだろう。
要するに生産性の向上と分配は両立しないことになる。

社会全体で考えると、無関係と思えるような産業がお互いに助け合いながら、生産性の向上と流通速度や範囲の拡大に貢献している。
お互いに目先の利益を求めて行動していたとしても
良い成果を出そうと努力することが、結果として他者のお役に立ち
全体をプラススパイラルへと導いていく。

これは陰陽で考える、自然界を「弱肉強食」と表面的に見えても
その奥に「共存共栄」の世界が有るということと同じだ。

自然の営みを深く観てほしい。

それぞれが勝手に生きているように見えながら、深くつながり
それぞれの営みが他のお役に立っている。
自己中に見えながら、なぜか、全体の調和と発展、維持に貢献している。

微生物、植物、生物、人間の営みを神(全体)の視点で見ようと努力すると
ンヤリとながら見えてきて感動するのだ。

色んな生物、植物に「あなたは、何故、何のために生きているの」と問いかけながら考えていくと、それぞれが、命さえも何か他の為に役に立とうとしている姿が見えてくる。

全ての存在が、何らかの役に立ちたいという理念が有って存在している

感性の先に「悟性」が有ると思っているが、
この「お役に立ちたい」という思いが、「幸福」の原点のようなのだ。

経済でも「お役に立つ」事で、評価され対価を産んで収入が生れ経済が循環するように、自分自身の存在意義とも関り、その思いが有り、具体化できるということが幸福そのものであるようだ。

幸福の科学での教えに「愛」の教えが有り

その愛とは「奪う愛」ではなく「与える愛」であり、これは経済原理とも関連することを学んでいるが、まさしく、世界は、今、「奪う愛」が主流となり狂ってしまっている。
これが天国地獄を分けている要素でもある

今、地獄に落ちる人が多いのだ。

そのような人が多くて経済を運営しているようだと、当然ながら、あるタイミングで世界経済は縮小する。

その先に何が起きるのかというと、奪い合いの先に有るモノは紛争であり、戦争だ。

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