陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2021-09-01

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財政均衡主義は、ダメおやじ、MMTはダメ息子

経済


政府の仕事もこの循環の中に有ると考えるなら
その仕事が経済の足を引っ張っている事の証明は簡単だろう

国民、一般企業の仕事が良くない仕事なら自然淘汰されるので大丈夫だが
政府、官僚たちの仕事がマズければ大問題になる

しかも、政府は、徴税権と通貨発行権で一番大きな資金を持ち、大きな仕事をしている
良い仕事をしてくれているなら高給を得てくれても良いが、
低給でも経済にプラスしない、逆にマイナスする様な仕事しかできないのならヤメテもらうしかない

政府のしている最悪の仕事は何かというと、財政均衡主義に沿った政策だ
どういう事かというと、経済が成長することをイメージできないでいる
成長を願っていなくて現状維持できれば良いぐらいに考えているのだろう

個人(子供)が成長する時にも、企業が成長する時にも、必ず、先行投資が必要なのに、その先行投資で借金が増えることを嫌がっているマインドに問題が有る
成長を願わず、支出を嫌がり、塾とか習い事をさせないようなものだ

赤字を積み重ねると「未來社会にツケを残す」とよく言われるが
子供に様々な投資をしなければ、その子の未来を暗いものに変えていく
子供が成長して良い仕事が出来るようになると、その家計そのものも潤ってくる

企業でも、様々な良い投資が企業を成長させ、国家の柱となってくれるような企業が増えてくれれば周辺諸国に役立つ力ともなる

プライマリーバランス、財政均衡の考え方の中にはそのような愚かなダメおやじな側面がある

左脳的には優秀なのだろうが、目先のこと、自分のことしか見えていない愚かな人たちがあまりにも増えているということだろう

その反面には
自国通貨建ての借金で破綻した国は無いとして
インフレ率を目安に財政出動を強く勧めるMMTなる意見が有る

ただ、その使い道が問題だろう
この異常事態の中で難しい面が有るだろうが
単純に国民にお金を配れば良いわけではない

このピラミッドの循環に良い形で反映されれば良いが
お金を多く配れば配るほど、この循環を良くするとは限らない

仕事をしなくても、商品やサービスを提供しなくても所得が生まれるという事は
どういう事を意味するのか考えなければならない
つまるところは、家畜やペットと同じであり
自由が奪われ、やがてその命は取り上げられることになる

インフレ率が歯止めになるとは考えられない

よその国が一生懸命に仕事をして生産物を生み出してくれていれば
商品は供給してくれるかもしれないが
いずれ、日本での生産物が少なくなれば、日本の国のお金に価値は無くなる
相手にしてもらえなくなるのだ
当然、円での借金など出来なくなってくる

それよりも何よりも、この経済の循環にプラスすることになるかどうかだ
より良質な商品やサービスを生み出す力
勤勉な仕事をする姿勢が失われていくなら大問題だ

お金は、今、国債発行でいくらでも財政出動が出来るだろうが
そのお金の使い方に間違いが有ると、
そこで失われるものは、お金以上のものが有ることを知っておくべきだ

MMT論者の多くが、「債権と債務の記録」として
お金を数字としてしか観ていないようだが
これは、彼らが批判している「お金を物として見ている」のと変わりがない

お金の本質は、信用を背景にした道具であり、価値そのものであり
他の商品や、目に見えにくいサービスでも
信用を背景にしたものでもある

「信用」というキーワードが、とても重いのだ
勿論その信用にも、良い子、悪い子、普通の子がある
欲にまみれた人たちの信用など泡みたいなものだろう

最高の質にも関わる神からの信用を考えなければならない
神の信用を失うなら、さて、どうなるか
考えてみるべきだろう



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