陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2021-02-08

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結果主義 と 窯焚き

結果至上主義に物事は流れて行きがちです
一番それが顕著なのが共産主義です

結果平等主義とも言えるのですが
考える主体を常に自分の中に置く傾向性でもあります


次の図の陽(行い)の部分ばかりを見る傾向性でもあるでしょう

画像の説明

結果が生まれる原因は、陰の所(思い)にあります

話が外れてしまいそうなので元に戻します
窯焚きのときにも言えることです

陰と陽の考え方が窯焚きにも必要だと言うこと
結果(温度)にはこだわる必要があるのですが
その結果を作る原因部分を常に見た上でのことでなければなりません

何故窯焚きをするのかというと作品を焼き上げる為ですが
その為には、薪窯では薪を投入して温度を一定の所にもって行かなければなりません
温度という結果を求める必要があるのですが、段階が有ります

その都度、目標の結果をクリアしながら進めて行くのですが
その時に常に陰と陽の視点が必要です
ようするに、二つの視点です

窯焚きで最後の段階に必要なのが
目標としている温度まで到達できているのかということ

その温度を支えている要素は、オキの量です
硬い木材が燃えてバラバラになり炭となって赤く燃え光を放ってくれます
そのオキの量が問題になります

最後の温度域になると高温を維持する為にすぐにオキは燃え尽きて灰になります
その温度を維持しつつさらに上げて行く為には新たなオキの供給が必要ですその為に新たな薪を入れなければなりません
その薪がオキになる為には、ガスを発生させながら燃えてくれます
焚火やバーべキューの時でも
派手に燃え上がる炎があるために、どうしても視点がそちらに行ってしまいます

目に見えているものに引っ張られやすいことで
色んな事例で、結果主義になる要素でも有ります

どうしても視点は、激しく燃え盛る炎の方に行きます
炎自体が高温を得るためのものにはなりません
(ガス窯や灯油窯は、精錬された炎を使うので別です)

薪から出る炎は様々なものを含んでおり
炎となる前に霧のようなガスで窯の中が充満します
その充満した霧(煙)と灰が作品の土と反応して表情を作ってくれます

その表情を焼き付けるためにも
次にオキが光を放射してくれて熱を伝えてくれる必要があります

ようするに、目標温度という結果を出すためには、オキの量を意識しておかなければなりません
オキを一定量しっかり貯めつつ目標温度近くまでもって行く必要が有ります
最後の詰めでオキから放射される光の散乱に頼らなければならないのですが
オキの量が少なければ目標には届きません

その都度目標とされる要素は変わるので杓子定規に見られても困るのですが
要するに何が大切なのかというと、蓄積で有り、蓄えです

左翼的な結果平等の場合
その努力や蓄積を見ようとしないことです
格差社会を問題にする傾向が強いのですが
格差にも必然性が有ります

格差の原因を、目に見える表面的なものばかりに求めようとすれば
環境のせいや人のせいにして、自分の努力を重ねようとしなくなります
結果平等でなくチャンスの平等が大切なだけなのに
人々が営為努力して結果を出す事に
ブレーキをかけてしまう

そうやって、共産主義の国では貧乏になって行きます

ただ、今の中国は、国内に貧困層を多数抱えて奴隷労働的な仕事をさせる事で一部の支配層(中国共産党員)の繁栄に協力させています
また、国内でその安い労働力が確保しにくくなれば
その奴隷労働要員としてにウイグル人などを強制収容所に入れ確保しているようです

次に、その労働力が不足して、世界的に経済的な優位性が消えるなら
その経済力で強化した軍事力で解決を図ってくるでしょう

共産主義の問題点は、主体を自分にしすぎるために起きてくる不都合です
自分中心に、その立場での結果ばかりにこだわるために
全体に必要な本質的な結果を出せなくなり
他者から奪う事を考えざるを得なくなるからです

ようするに信仰心の欠如であり
信仰の対象を自己を中心に置くところにあります

どうしても、自分の正しさだけになりがちです
図の右端の間違った正しさが大きくなるので
共産主義が「悪」だと言っているのです

原因は、神からの視点が無いからです
神から観て悪だと言っているのです
画像の説明



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