陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2021-02-03

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価値と思い込みと、需要と供給の問題

お金を見るのに単に表面的なところだけで見るべきではない
私は、備前焼を作って生計を立てている

見方を変えれば、備前焼という作品を作って貨幣を発行しているようなものだ
これは、どの産業にも同じことが言える
ただ、その価値をどれだけの人が認知してくれているのかということ

円やドルや元やユーロにしても、多くの人が認知し評価して信用してくれているから通用する


人の思いの力というものは、とても大きい
イカサマであっても多くの人を思い込ませ、信じさせることができれば
無価値なものでも価値あるように見せることもできる

逆に、価値あるものを無価値に見せることもできる

世間では、目に見えにくい価値と思いという問題よりも・・・何を何故
目に見えている量的な需要と供給に関心が行きがちだ・・・どのようにしてどうなった

目に見えるものから暗示をかけて
その奥にある見えないものを操作することもできる

何(価値)をどう見て、どう思って   ・・・・悟性、感性(陰)
どうやって、どういう結果になっているのか・・・知性、理性(陽)
陰陽の両面を見る必要が有る

今、日本がインフレになっていない理由、デフレの理由は
皆、先行きを不安に思い消費が伸びていないからだけの事
多くの人が貯蓄に走り、借金の返済に走る現状では
消費が活発になりようが無い

消費が膨れ上がらない以上インフレにはならない
消費すべき魅力ある商品やサービスが無いからでもないだろう
潜在意識的に先行きを見ているようだ

あの新しい国立競技場にしても、まるで今の状況を予見したかのように
人が入っていなくてもそのように見えないように椅子の色をランダムに変えて配置している

最初にあの椅子の色を見た時に
設計者の人にも予知的能力が有るのだと思った

MMT理論でインフレ率が2%ほどになれば財政出動を控えれば良いという考えでは問題が有る
確かに、供給サイドに不足が有れば物価は上がり
供給が足りてさえおれば、物価は安定する
その為には、生産性の向上が大切だと言われる

需要と供給のバランスでインフレ、デフレが起きるというが
根本なる原因を見ずMMT理論で政府の支出は国民の所得になるとして財政出動を推し進めるべきではない
単純にお金を国民に配れば消費は拡大してデフレを抑えられると見るべきではない

バラマキを継続することは不可能だという事は分かりきっている
ベイシックインカムも社会保障費の問題と絡めて議論されているようだが
元々、今の年金制度がワイロ的な要素があり
それに代わるものにしようとするところに問題もある

問題を、単純に方法論だけで解決は出来ない・・・陽

要するに、価値の問題と人の思いの問題なのだ・・・陰

陽の表面的な需要と供給の問題だけでなく
陰の価値と思いの問題なのだ

デフレは、消費マインドが冷えているから
インフレは、消費マインドが過熱しているからであり
マインドとは、人の思いなのだ

そのマインドを鼓舞する為に何が必要なのか
バラマキで一時の消費は増えるけれど根本からマインドを上げる事は出来ない

消費を陰陽で見ると、消費を支えているものを観る必要が有る
小遣いが入ったから消費をしようでは、それっきりだ
その繰り返しを何度したところで、マインドのレベル低下を起こすだけだ

消費を支えているものは、所得ではあるが、図に有るように
消費の対面には、投資がある
投資が有って価値あるモノの生産が繰り返され
新たな価値あるものが生産されたりして循環して継続して流れていく
努力がいるのだ

生産された価値ある商品やサ-ビスが有って経済は流れ始めるのだが
それが消費されるだけでは終わってしまう
そこから生まれた代金の中から、再生産のための資金や
更に価値ある商品やサービスが供給される為に資金が使われると循環する

鶏が先か卵が先かの議論にもなるが
先に有るのは、思いであり
「与える愛」の込められた商品やサービスです

要するに「仕事」が産み出す「商品やサービス」です
この愛の具体化された部分を重視しない経済学は、おかしい

サプライサイド経済学という言葉を最近知った
トランプの経済顧問でもあったラッファー博士だ
まだ、うまく学べていないけれど
トランプ政権の3年間でアメリカが脅威の経済成長を見せた根本原因だと思う



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