陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

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みんなの心の中に有る良心

おそらく、神仏の子として人間が創られた時に
本能としてそのソフトに組み込まれている

誰であれ、その良心に従って善悪を判断し行動しているのだろうが
その判断に狂いが生じる事がある


その原因は、何だろうか?
基本、誰もが良かれと思い判断し行動するのだろうが

神が分け御霊として子供を創られた時から
その分身が創られた時から
創造主に対する他者が生まれたことになる

例えて考えるに、もう一人の自分が存在するとして
それぞれの立ち位置に違いが生じるわけだが
その微妙な違いが判断の違いになることは想像できないことはない

創造主は、おそらく、進歩を目指されて分身を創られたのだろう
この創造を繰り返す中で様々な個性が生まれて行ったのだろう
それらの個性は喜ばしいことではあるが
他者の存在は、軋轢も生じる事になる

そこで、調和の理念も同時に組み込まれたと思われる

「進歩せよ、されど、調和せよ」という理念で大宇宙を創られた
この調和と進歩の考え方のどちらに重きを置くかで個性も違ってくる
あまり偏り過ぎるなら、富士山の形で言うと
高すぎてとんがり過ぎてすぐに崩壊する可能性も有り
低すぎて丘みたいになって山としての威厳も無くなってしまう
バランスの取れた美しさを求めておられるのだろうと思う

私のフラクタルの森の基本的な考え方は
この「進歩せよ、されど、調和せよ」という理念で
根本仏がこの宇宙を創られたとするならば
この宇宙の全ての中に、その進歩と調和の理念が入っていると考えた事に有ります

進歩(陽)は、タテ軸の高さにあたり、厳しさであり、凄さである
調和(陰)は、ヨコ軸の広がりにあたり、優しさであり、素晴らしさである
全ての事象の中にこの十字架が有るのだろうと思いました

この二つの理念が座標軸を造り
その中を波を描きながら進んでいく

ある時は、進歩を目指し上り
ある時は、調和を意識して下り
そうすることで緩やかな波を起こしながら
全体的には、大いなる進歩を目指していく

ところが、現実には、それぞれに偏ることで蛇行することになる

進歩ばかりを目指し行き過ぎる事で崩壊し壊れ
調和ばかりを目指し行き過ぎる事で停滞し腐る

これが、一つの心の中でも起きてしまう事で混乱が起きる

左翼思想は、まさしく、この蛇行現象が心の中で起きてしまっているのだ
進歩を遂げている存在に対しては、嫉妬心が働き
優しさから発展していない弱者の立場に立とうとするのだが
前提に嫉妬心が有るために、狂った判断をしてしまう

強制力を持ってでも
時には暴力を持ってでも
労働者階級、弱者の側に富を分配しようとしてしまう

この根本原因は、他者との関係性の中で
あまりにも自分と言う存在を際立たせ自分を中心に判断する所にある

弱者グループを進歩させようという気持ちは有るのだが
自分の立場にこだわり過ぎるせいで
結果にこだわり、成果にこだわり
他者からの評価にこだわり
すぐに目に見える形にしようとする

要するに、あまりにも進歩にこだわりを持ってしまった人の哀れな姿なのだ

その為に、このような人たちが政権を握り強者側に立つとどうなるかというと
共産主義の国家がどのようになったか見ればよく分かる
全体主義となり、自分たちの正しさを全体に押し付ける事になる

中国共産党が、なぜ、覇権にこだわり
恥も外聞もなくあれほどの暴挙に出る事が出来るのかと言うと
調和という理念は、積極的に道具として利用して使うことになり
自分たちの進歩にこだわり調和をないがしろにしてしまうためだ

左翼、リベラル傾向を持つ人たちは
優しさを強く前面に出す
アメリカのアンティファやBLMの活動家は、まさしくそうだろう
日本の野党勢力は、みんなそうだし
自民党も公明党も皆同じような感じになっているようだ

自分たちの進歩(成功)ばかりを考えているせいで
調和(優しさ)を前面に出すのだけれど
ことわざに有るように
「地獄への道は、善意で舗装されている」事になる

結局は、目に見えている陽(進歩)ばかりを見過ぎ
見えにくい陰(調和)を観られないために
逆に、その不足した調和の中の優しさだけを道具として使う
その為に間違った判断をしてしまう

本来、根本仏がこの宇宙を創られたのは
おそらく、間違いなく、進歩という理念が有ったからだ
調和が先に有るのなら
もしそれが、最優先理念で有るのなら
これだけめんどくさい世界を創ることに情熱を注ぎ込めるだろうか

より素晴らしくなりたい、より素晴らしい世界を創りたい
他者をもより素晴らしい者としたい、より素晴らしきモノを造り出したい
そして、しみじみとした感動を味わいたい

そのような思いがエネルギーとなってこの大宇宙が出来たのだろう

その為に、勘違いした人たちは
進歩、自己拡張に向かう傾向が強いのだろうが
だからこそ調和(陰)の理念の重要性が浮かび上がってくる

目に見えにくいモノの重要性を忘れた時に進歩は消えていく
目に見えにくいモノには、当然、他者の存在が在る
そして、結果における原因だ

他者の存在の努力や働の結果で社会が成り立っていることを観なければ
格差社会の本質が見れずに単に嫉妬心だけで観ることになる

陰と陽、常に両視点で観なければ愚かな判断の中に有るといえる
左翼リベラル思想は、まさに、片目で観ているのだ

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