陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-12-15

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国家観、貨幣観とは何か?

そして、世界観とは何かと考えるなら
仏教の四諦八正道の中の八正道の「正見」です

何事も正しく観られなかったら正しい判断が出来ません
正しい判断が出来なければ、正しい対策もとれません
良かれと思い決めたことが予想に反して悪い結果を引き寄せるのです


国家観は、国家など要らないという考えも左翼思想の中には在ります
国の価値を認めなければ、税金を納めていろんな仕事をしてもらう意味も無くなってしまいます
かと言って、政府や国家に過大な期待を寄せ過ぎると
依存心が強くなり、多くの税金を集めさせ国民の面倒を隅から隅まで観させようとします

結局は、貨幣観とも関連しますが価値観の問題です
小さく見過ぎても大きく見過ぎてもダメで
中道という言い方も有りますが、正しく観られなければ
アクセルを使うべきか
それともブレーキを使うべきか判断に迷ってしまいます

速度や強さの加減にもアクセルを強めたり弱めたり
ブレーキを強めたり弱めたりと言うように
本当は、4つの選択が有るようです

Goto何とかとか有りますが
明らかに今までブレーキをかけていたもののブレーキを緩めるだけで良いのに
いきなりアクセルに踏みかえて経済を加速させようとします
経済にブレーキをかけている消費税を取り払うだけでOKなのにです

結局は価値観の問題です

そもそも、消費税の意味を深く考え得ることなく
税収を上げたいがためだけに制度を変えようとしたのでしょうが

税金にも、集められ方にも、その使われ方にもその意味があり、その価値観が有ります

価値のない集め方をされ
価値のない使い方をされたら、当然、無意味であり
そのお金の価値は消えていきます

唯物論者や無神論の方たちは、数字の表面の事だけで考えているようですが
その数字に込められた価値
その目に見えにくいモノを見ようとしない限り「正しい貨幣観」があるとは言えません

泥棒のように、うまく手に入れさえできれば良いというという考えになってしまう
政府、国家レベルでそれを許してしまう事になります
犯罪者が使うお金がどんなところに使われるのか考えれば分かることです

政治家は、合法的なワイロに使ってしまいがちです
自分が当選しなければ意味が無いので国民にとって都合の良い政策を実行しようとします
為政者と選挙民が一緒になって詐欺集団のようになり
「将来の若者にツケを残さないため」と言いながら
今生きている自分たちに都合の良い制度設計をして未来にツケを残していきます

そのツケを残していなかったら
1000兆円以上のお金を使いながら経済成長できないわけが無いでしょう
経済成長出来ていれば、相対的に借金の額は減っていくはずです
表面の数字に脅され、更に委縮し
成長の為に投資は行われず、「コンクリートから人へ」と言った左翼政権が有りましたが
今でも、その本質は変わっていないでしょう

人に優しい政策は、ゆとり教育から始まり様々な所では維持され
大きな未来投資はなされていません
リニア新幹線も宇宙産業も力を入れては貰えません

結局、お金が価値の有る使い方が成されていないのです
結局、「善悪」の判断の問題でも有ります

ここまで借金が膨れ上がっているにも関わらず
未だ、政府が国債発行で借金しようとしても
その金利が高騰しないところをみると
まだ、「日本」には、いろんな大きな信用が有るのでしょうが
その信用に陰りが出て来た時に
当然、自国通貨建てでの借金は出来なくなるでしょう
そうなると、世界には財政破たんした国はいっぱいあるように
日本も同じ状況が来るでしょう

緊縮財政を進めようとする人たちは
おそらく、その信用の中身を知っているのでしょう
その過去の蓄積された「信用」にしがみついて今を守ろうとしているのでしょうが
守りで守り切ることは出来ないでしょう
国防と一緒で攻撃の姿勢なく守ることは出来ません
盾だけでなく矛も要るのです

まだ、「信用」が残っているうちに
正しい貨幣観、正しい国家観、正しい価値観でお金を使わなければなりません
その為の基礎は、正しい世界観(宗教観)です

神仏を信じる事が出来なければ
正しさの基準は、自分であり、自分達です
自分たちが常識と思っている事に狂いが有ると全てが狂ってきます

ここまで世界は、狂ってきているような状況が起きているという事は
今、大きく修正しない限り奈落の底まで落ちてしまいます



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