陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-10-14

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大きな政府と小さな政府

この違いは何か
大きな政府は、多くの資金(税金)を集め、多くのお金を国内で使い、国民を助けようとする
当然、政府組織も大きくなり、そこに関わるコストも高くなる

小さな政府は、税金を少なくして、国民に使うお金の量も制限し国民の自助努力で難題の解決に導こうとする
政府組織は小さくて済むが、国民には努力と工夫が要求される


大きな政府を求める方向は、どうしてもリベで左翼傾向を持つ
小さな政府を求める方向は、政府の関与を嫌い自由を求める傾向を持つ

三橋貴明氏も大きな政府を求めている
しかし、彼の視点は、もっと財政出動すべきというところからだ
今の日本は、まだ、財政出動して政府が市場にいっぱいお金をつぎ込んでも
破綻することは無いという理由で言っているのだろうが
その状況が変わってくれば、条件は違ってくることを忘れている
日本は、まだ、実質お金持ちだという
今までの努力の資産が残っていて政府の借金が1100兆円を越えていても
国民一人当たりの外貨準備高・対外債務が世界一だということでもっている

ただ、国内の仕事が海外に移り、国民の一人当たりの生産力が下がっていく方向は
要するに、日本のGDPは増えず外国のGDPが増えている現状では
国内の資産は次第になくなる方向へと向かっている

原点に帰って経済を考えると分かることだが
放漫財政でお金を印刷し国内で使い過ぎていると
自国通貨での借金は、当然ながら海外からは出来なくなり
その通貨の信用も無くなり破綻する方向に向かう
この流れが起き始めると
その流れを止めることは難しい

国民に、政府支出に頼るようなマインドを造ってしまっては
国民の多くが大きな政府に頼ってしまっては
その国民の民度の低下を押しとどめることは困難だからだ

財政支出を抑える政党に、国民の支持が得られるはずも無く
リベラル、左翼傾向を持つ政党を持ち上げてしまう
そして、全体主義となり
その状況の中で生き抜くしかなくなってくる

中国共産党は、中国で成功しているように見える背景には
一党独裁で強引に国家運営をしているためだ
彼らの成功法則は、ある意味簡単だ

今でも、一般国民は低賃金だという
そして、ウイグルとかの人権弾圧の中で奴隷労働的な面が横行している

安い賃金と労働力の豊富さで世界の工場というイメージと
総人口の多さで市場としての魅力を世界にアピールして
世界中から投資を集めて稼いできた
中国に工場を移してきた企業の知的財産を奪う事は当然ながら
さらに、様々な手段で世界中の知的財産を盗んできた

その稼ぎをうまく利用してアメとムチで上手にのし上がってきたのだ

独裁政権故に成り立ってきた経済モデルでもあるだろう
ただ、貧富の格差は、資本主義国の比ではないともいう
元々の共産主義の精神とは全く逆の現象が現れている
もちろん、その原因には、共産主義の持っている世界観(宗教観)に間違っている部分が有るからだ

共産主義の持っている特徴が何かと考えると分かり易くなる

嫉妬心を正当化して
優しさというバラマキで国民の支持を得て
自分たちの上に有る者を攻撃させる

この背景には、唯物論、無神論と言う邪宗教がある

見えない世界、死後の世界は当然ながら認めない
霊界を認めない以上神も仏も悪魔も居ない
自分たちが神になってしまう
自己中心でモノ事を決め
強引にまつりごとを押し進めることが出来る

通貨の元も勝手に刷り上げ
旨くアメとムチに使う
貿易の補助金にも使い海外の市場で自国製品が世界を支配していく

多くの企業が、国営企業だという
人民解放軍の運営する企業もたくさんあるという
多くの財政出動が、そのような国営企業の成長に使われ
そこで得た資金をさらに上手にアメとムチとして使っていくことで
中国のお金の信用は担保されているようだ

そのような危うい橋の上を渡っているために
世界市場での元の信用はあまり無いという

かろうじて、一党独裁、その強引さで
コロナウイルスの感染も収まったかのように見せているが
経済指標もGDPの数字も誤魔化して
まだ、まだ、中国の市場としての魅力はあるのだとアピールしている

このように、確かに、一党独裁の利点はあるが
誤魔化しでしかない以上
チョットしたほころびで破滅に向かってしまう

真実は隠し通すことが出来ないからだ

小さくても大きくても
政府と言う立場は
本来、神に代わって国、民を治めるのだが
信仰心が無く悪魔の視点で国家運営するならば必ず破たんする

ただ、そのような国家が成功する為の条件がある
国民が神の子、仏の子と言う自覚が無く
動物の如くアメとムチで動かされるような国民であり
周辺国の人々も同レベルの民度の低さが有るような環境なら
そのような全体主義、一党独裁国家は生き延びて行くだろう

しかし、真実は、人間とは神の子であり
神と同じような性質を持っている
フラクタルなのだ
その神性、仏性が旨く発揮されるような環境を作ることが出来るなら
小さな政府の方が良い

アダム・スミスが言ったように
神の見えざる手が働くからだ

三橋貴明氏がアダムスミスの事を非難していた
その理由を詳しくは知らないが
おそらく、信仰心が無いからだ

それゆえに、彼の判断は狂ってくるのだろう



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