陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-09-10

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良いインフレと悪いインフレ

そして、良いデフレと悪いデフレとがある

需要と供給のバランスでインフレ、デフレが起きると言われているが
今一つ、よく判らないので整理してみた
(考えがまとまっていなくて書くのでお許しください
ただ、絵にしたり文章を書きながら考えていると発見できることが次々出てきます)


供給(必要)量 と 需要(欲しい)量 がある
フラクタルの森で言うならば
左脳的な要素のニーズ(陽)と
右脳的な要素のウォンツ(陰)に分けられる)
画像の説明

この十字架で経済も成り立っている
(陰陽の中の位置が違っていますが下の図の位置が適切のようです)
画像の説明

陰・・・仕事と商品やサービス
ニーズ(供給)を支えているのは、生産能力であり材料と資金力
そして、愛とも言えるけれど与えようとする思い
もちろん、その背景には、評価と報酬という成果につながる投資マインドと喜びが有る

陽・・・代金と所得
ウォンツ(需要)を支えているのは、ゆとりある経済力、資金力だ
これが有って消費マインドが維持できる

この十字架の循環が生活を支え生活に潤いを与えている

この循環とお金の関係だが
お金は数字で表現され商品やサービス、
その仕事の価値を表現することが出来る

全ての存在の価値を数字で本当は表現可能なのかもしれないが現実には無理だ
歴史上の偉人など、同時代には評価されず切り捨てられた命も多い

お金は、お札やコイン、そして銀行などで扱われる数字やネット上で造られる仮想通貨があり、ある通貨と紐付けされたデジタル通貨何度もある
価値あるものに代わる道具として造られている
私が造る備前焼の製品をお金として流通させる方法も無いことでは無い

今まで、お金を特別なものとして考えていたから
インフレもデフレも、需要と供給のバランスで決まると言われている事が
とてもイメージしにくかった

現実は、この二つで決まるモノではないようだ

良い供給、良い商品も悪い商品もある
当然、良い需要、悪い需要も有れば
良いお金も悪いお金もある

需要の消費マインドの価値(質)と量の問題と
供給の投資マインドの価値(質)と量の問題が有る
その供給と需要の流れの為にお金というモノが介在する

インフレとは、物(供給)の価値が上がり、お金の価値が下がることだという
デフレとは、物(供給)の価値が下がり、お金の価値が上がることだという

需要と供給のバランスで起きるというが
この需要と供給に関わる要素として何が有るかと考えるとそう単純では無いようだ

供給(物)の価値(質)と量…生産能力・投資マインド
需要(消費)の価値(質)と量…経済力・消費マインド
その仲立ちをしたり助けたりするお金の価値(質)と量
この3つの要素が絡んでくる

インフレ(物の価値が上がり、お金の価値が下がる)

良いインフレは、
・景気が良くて消費意欲が強いことで投資意欲も強くなり
 より高機能製品、高付加価値品を購入するようになって起こるもの
経済の流れが活発に循環していて消費が投資を呼び込み
それによって創られている社会が神の眼から見ても好ましいいモノである場合だろう
カジノのなどの産業、パチンコ屋や、風俗産業ばかりが繁栄したり
病院ばかりが繁栄しているならこれにも問題が有る

悪いインフレは、
・原材料費の高騰などで物の単価、物価が上がるインフレ
・お金の信用が無くなって起きるインフレ
 バラマキなどのやりすぎでお札を刷り過ぎ信用を無くすのが原因となる
財政赤字が膨らんでいてもインフレになっていないとして
MMT理論をかざしてさらに国民にバラマケばお金の信用が無くなり出したら歯止めは効かなくなるだろう
たとえ、今、日本が対外資産の保有で世界一であり、それで信用で円の価値が担保されていたとしても
信用が消え始めた時の悲惨さは他の事で考えても恐ろしい

デフレ (物の価値が下がり、お金の価値が上がる)

良いデフレは、
・供給側の努力により安く供給できるようになり物価が下がるデフレ

悪いデフレは、
・景気が悪くて購入投資意欲が低迷し物価を下げざるを得ないデフレ
・通貨供給量が不足して相対的にお金の価値が上がるデフレ

結局、「景気」という言葉が有るが
需要と供給のバランスというよりは、
その流れの為の通貨も含めた価値(信用・質)と量の事を考えなければならないのだろう
常に質と量の問題を考えなければ
需要も供給もお金の問題も正しく見えて来ないだろう
質(価値)を考える時に神仏からの視点、その評価を忖度しないで
この問題の本質は見えて来ないのではないだろうか

景気が悪くなるとはどういうことか考えると

・戦争とか災害などで供給サイドの破壊が行われた時にも起こる
・需要(ウオンツ)サイドが、本来価値のないモノに群がり浪費傾向が強くなると起きる(この価値は神の眼から見る努力をしなければ難しい)
・市場のお金を政府が税金で吸い上げ過ぎて起きる場合
前の日銀総裁の白川さんはインフレを心配し通貨量を増やさなかったために市場にお金が不足してお金の価値が高まり物の価値が相対的に下がった
アベノミクスでは、強力な金融緩和で株価も上がり一時の景気回復を見た面がある
しかし、それは一時の効果で消費税増税という景気に対するブレーキで失速することになった)

景気が良くなるとは
供給サイドも需要サイドも
神から観て、本当に価値あるものを選択する傾向が人口の半分以上を占めるようだと景気はプラススパイラルを起こすだろう
(今、信仰心が無くなり神の視点でなく自己中の視点で選択する為に低迷が続く)

神の願いを忖度することなく目先の利益(アメ)や脅し(ムチ)に屈するようなら
向かう先は分かりきっている



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