陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-01-23

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MMT理論の闇

MMT理論で財政出動を促す意見が有る
自国通貨建てでの借金による財政出動ならデフォルトすることは無いので
インフレ、デフレのバランスを観ながらやれば良いという意見だ

しかし、この中に大きな闇が隠されている
悪魔のそそのかしが入っているのだ
これに気が付かない人が多いのに驚いてしまう

その原因は何かというと
陰陽の両面を見ていないからだ


三橋貴明氏に多くを学ばせていただいたが、彼は大きな間違いを犯している

彼もまた、表面に浮かんでいる部分しか見ていない

インフレ、デフレを陽の部分でしか見ていない
需要と供給のバランスで見ているのだろうが
数字に出来る部分を中心に見ているだけだ

では、インフレデフレの陰の部分は何かというと
それは、マインドの部分だ
数字には出来にくい部分である

もちろん消費マインドも投資マインドも数字によって動かされる
そのことは、織り込み済みで言われているのだろうが
ただ、この消費マインド、投資マインドの中にも二つあるという事を見ていない

そのマインドには、天国的なモノと地獄的なモノとが有るという事だ
悪魔が応援するモノと
天使たちが応援するモノとが有る

要するに、良い子、悪い子、普通の子が有るという事だ
良い消費と悪い消費が有り
良い投資と悪い投資が有る

もし、財政出動して市場にお金が回るようにしたとしても
その資金が悪い廻り方をしたときに
インフレデフレの数字だけでコントロールが出来なくなるのだ

国民の魂が悪くなっていくような、腐っていくような廻り方をすれば
景気が過熱したからブレーキをかけようとしても難しい事態になるだろう

昔、高橋是清が戦費を調達する為にMMTを実践した
しかし、ある時点で財政出動を止めて軍事費を絞ったところ
クーデターが起こり殺されてしまった
それと同じようなことが起きる可能性が有る

先の戦争は、国防の意味が大きかったし、
西洋列強の人種差別を元にした植民地政策を阻止する意味も有った
そのように正義の意味が強くても途中で止めることは難しくなる

まして、れいわ新選組の山本太郎が言っているような政策に使われていくなら
ブレーキをかけることは難しくなる
彼の政策は、窮乏している人たちには確かに都合がよいけれど
国民を甘やかすことになり、インフレ傾向に向かった時に
その財政出動を止めることは至難の業となるだろう

公的年金に税金を投入しなければ成り立たなくなっているように
途中でそのサービスを停止することは難しくなるだけでなく
そのサービスを維持するために更なる資金が必要になり
更なる増税を考えなくてはならない状況だ
悪循環は、止めどなく進むことになる

そのような国家は、経済成長できず
当然、円の通貨の信用は次第に損なわれて行く

この、人々のマインドを天使の元にもっていこうとするのか
それとも悪魔軍団のそそのかしを受け入れやすくするのか
それの判断が出来ないようなら
MMT理論は悪用されてしまう

もちろん財政出動せずに景気を停滞させ
犯罪行為を国家国民がこぞってやっている中にも悪魔の手が伸びている
今の政府や財界、この資本主義も悪い資本主義になってしまっている事での蛇行現象だ

神から見た、善悪を考える必要が有るのに
おそらく、三橋氏や中野剛志氏なども、神なる存在を認めていないのだろう
本当の意味での(陰陽両面で観た)信仰心が無いと思われる

そのせいで、山本太郎氏の政策に疑問を感じながらも
財政出動を言ってくれる政治家なので
応援しても良いような感覚をもっているようだ

数字に強い方なのだが、その長所が欠点を生んでいるように見える
お金は、信用を背景にした道具にしか過ぎない

神からの信用を失った時に
全てを失う事になることを理解してもらいたいものだ

 

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