FrontPage/2020-01-17
日本経済、落ち込みの理由
冷泉彰彦氏の論説から(東京大学文学部卒業、コロンビア大学大学院卒)
日本経済が30年間の低迷に落ち込んだ原因として5つの問題を指摘
1つは製造業から金融・ソフトといった主要産業のシフトに対応できなかったこと。また自動車から宇宙航空、オーディオ・ビジュアルからコンピュータ、スマホへと「産業の高付加価値化」にも失敗したこと。
2つ目は、トヨタやパナソニックなど日本発の多国籍企業が、高度な研究開発部門を国外流出させていること。つまり製造部門を出すだけでなく、中枢の部分を国外に出してしまい、国内には付加価値の低い分野が残っているだけという問題。
3つ目は、英語が通用しないことで多国籍企業のアジア本部のロケーションを、香港やシンガポールに奪われてしまい、なおかつそのことを恥じていないこと。
4つ目は、観光業という低付加価値産業をプラスアルファの経済ではなく、主要産業に位置づけるというミスをしていること。
5つ目は、主要産業のノウハウが、最も効果を発揮する最終消費者向けの完成品産業の分野での勝負に負けて、部品産業や、良くて政府・軍需や企業向け産業に転落していること。
この5つの結果として、日本型空洞化が日本経済を蝕んでいるという意見です
1は、未来産業への投資不足
2は、グローバル企業の闇、5、とも関連しているようだ
3は、?
4は、まさしくその通りというよりも、日本を貧困化させることで
訪日外国人を増やしてどうするつもりだと言いたい
5は、?ながら、企業の利潤中心にした海外進出に問題が有るのだろう
ハウツーの部分はそうかもしれない
しかし、一番大切な部分を見ようとしていないと思われる
一言で言うなら「愛国心」の不足であり
「信仰心」の不足である
国家や企業の目先の利潤中心で活動することで(もちろん、個人も)
資本主義社会が悪い資本主義となり
その反動も有って、悪い社会主義が日本のマインドを支配して
悪循環を起こしている
共に理想が必要だと思う
しかも神の理想だ
資本主義的な考え方も、社会主義的な考え方も
共に必要な考え方だけれど、それが悪いモノに成ったら悪い循環しか産み出さない
その善か、悪かを見極めるためには
本物の信仰心が必要になる
みんな、自分にとって悪か善かを判断している
そのハンドル操作を神の視点でも試してみなければ
一生懸命にやればやる程、奈落の底に向かっていることになりかねない