陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-01-09

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森の中での考え方(二つの視点)

基本は、
ふたつの視点を持つこと
深く考えること
比喩で考えること
この3つが有るのだが
中でも一番大切なのが二つの視点で考えることだろうか


その考え方の基本が、
世界は全て陰と陽の要素で成り立っているという考え方にある

陰陽には色んな意味がある
原因と結果や
他者と自己や
感覚と理性など
色々あるが
結局は、2点の立ち位置が有るということだ

景色も見る位置で違って見えるように考えも一緒だ

しかし、私達の考える内容を見ていると
どうしても一点からの視点になりがちだ

たとえば、誰かからイヤなことを言われた
イヤな出来事が有って落ち込んだというような時に
どうしても、そのイヤな事という視点で止まってしまうが
そのイヤなことも見方を替えることは可能だということ

自分の弱点を修正できるチャンスと観ることも出来る
発展の為のチャンスと観ることも可能だ

正しさという事であっても
人の習性で、自己中心の考えで自分の思った正しさに固執するが
世界の紛争は、その正しさ同士の戦いだと考えれば
たとえ、自分の正しさが客観的に観てもそうであったとしても
対立している意見にも客観的視点で間違っているわけでもなく
自分の意見に足らざる面が有る場合もある

画像の説明

感情の面でもそうだ
どうしても私達は好きか嫌いかで判断してしまう
また、その逆で現実的な利得の計算に左右され感情を押し殺す事も有る

画像の説明

このように、常に二つの選択が有るということは
その選択によって幸不幸の道を選んでいることを意味している
うまく正しい選択をしていたとしても
もう一つの選ばなかった方の選択の内容を意識することで
そこで悩んだ事で、その事象の事が立体的に見えることになる
次のステージでの判断が早くなったり
同じケースで無かったとしてもその経験をプラスに出来る

とはいえ、このふたつの選択の連鎖、その重なりは複雑です
人、時、所が違えば何通りの道筋が出来ます
どうしても失敗の連続で思った通りには行きません
しかし、たとえ失敗の連続であっても、そのパズルのようなピースを重ねていく内に見えてくるモノが有るのではないだろうか

人の心のそううつ病的な所は、単純な言い方をするならば
色んな場面でもう一方の視点を持たなかった為に起きているとも言えます
片目で観て片方の足ばかりで歩いているようなもので
蛇行して転んでいる状況が病的になっている原因でしょう

人生も社会も、揺れながら前に進んでいきます
山道は、色んな曲線を描きながら出来ています
そんな曲がりくねった道をハンドルを右にし左にしながら進むわけですが
その加減が少なかったり多すぎたりすることで
崖にぶつかったり谷に落ちたりします

常にハンドルを反対方向に戻すことを意識しながらハンドル操作をする必要が有るのです
アクセルもブレーキも同じ事で
アクセルもブレーキにも、その中にも陰陽が有り
踏んでいる力を強めるか弱めるか
常に二つの方向があります

大きくハンドル操作を誤り
ブレーキやアクセル操作を間違えば
事故が起こります

しかしながら、
多少間違えても、人生のその道は幅も広くて許容してくれています
快適に山道をドライブ出来るのです
オートバイなど最高です

今、うつ病の人も多いように
同じく、世界の経済もうつ病傾向です
その中にそう病傾向の人達も多数居て世界をかき混ぜています
ハンドル操作を間違えアクセルとブレーキ操作も間違えているせいです

更に加えて説明すると、自動運転で山道を走るような説明になりますが
車に載っているナビゲーションシステムが狂っていると
運転操作を間違えて事故を起こすことになります

ナビが狂っていなくても
GPS情報に狂いが有ると同じ事です

何を言おうとしているかというと
フラクタルの森の説明をしています

GPSは、世界観(宗教観)です      ・・・時間・空間(悟性)
ナビは、人間であり心です         ・・・人間(悟性)・感性
ハンドルとアクセル、ブレーキは、行いと結果です・・・知性・理性

正しい信仰があり
正しい見識、正しい判断、正しい動作、正しい検証
この4つが熟練される必要が有ると言うことですが
信仰の対象になっているものが狂っていると何にもなりません

現代社会が破滅に向かおうとしている原因は、
この信仰の対象が、古く形骸化したもので有り
その反動で生まれた面も有るのでしょうが
無宗教という世界観です

天空から観てくれている存在を信じることなく
自分自身が神に成り代わり全てを決めることが出来ると考える人達が増えて
与えられた山道からそれて、迷いの道に入り込み
自分たちで地獄への道を選びながら進んでいるのが今の現状なのかもしれません

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