陶玄郷

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政府資金の調達法

経済の問題は、お金の集め方と使い方の問題だ
個人にしろ家庭にしろ国家にしても
信用を背景にした道具であるお金をどうやって集めどんなところに使うか
その流れで、その信用を背景にしたお金の流れがどう循環するのかが決まってくる

政府資金の調達法で考えられるのは、
今、考えられているのは簡単に言うと税金と借金だろう

しかし、現実には様々な調達法が有り
政府の資金調達法として考えられる次の4つが有る

1、負担金として集める方法   (燃料)
2、税金で取り上げる方法    (ブレーキ装置)

3、借金する方法        (アクセル装置)
4、お金を造る方法       (アクセル装置)

これは、整理して考えると
税金にも借金にも2つの意味合いが有るという事だ
税金には、1と2が有り
借金には、3と4がある
言い換えれば収入と借入であり


今の税金にも、本当は二つの意味があり
その意味が、はっきり区別がされていないために蛇行する原因にもなっている
税金の意味をしっかり認識して分けるべきだろう

税金には、負担という意味と、ブレーキという意味が有る
これがしっかり分けられていないので理不尽な増税が行われている
そこで、しっかりと負担金税金の2つに分けるべきだ

負担金は、
国民としてその国に生活している以上、
収入を得るにしても国家から様々な恩恵を受けている
道路や下水や治水などのインフラ整備、国防や外交などの行政サービス
その恩恵に対して直接支払いをするのは困難なので
それぞれの収入の一部を一定割合で負担してもらうのだ

世界各国、その負担金が足らないとして
色んな税金を産み出して収入増を図ろうとしているが
これは、お金の有る所、取れる所から盗ろうとする
泥棒や詐欺師と同じ発想になりかねない

もし、負担金が足らないような状況が来たら
その額を増やしてもらうか
直接行政サービスの対価を有料にして払ってもらう工夫だが
素晴らしい循環が構築できれば
この負担金は、限りなくゼロに近づけることが可能なので
あまりお勧めではない

財源が足らないからと言って
工夫をして取れる所から盗ろうとするなど、本当に詐欺師と一緒である
頭の良さをその方向に働かせるという事は
神仏や天から見られていて恥ずかしいと思うべきなのだ
詐欺集団を税金で国民が養っているようなものだ

出来るなら、借り入れる方向で考えるべきだろう

借金にも国民から借りるという意味と、神から借りるという意味がある
国民から借りるというのは、利息を負担して国債などで借金をする方法だ
神から借りるというのは、政府自らが政府紙幣の発行などで造り出す方法だ

この政府が勝手に造り出す方法は、歯止めがかかりにくく問題はある
利息は発生しない代わりに、使い方を間違えると利息以上の負担が来る
これを防ぐために世界中で中央銀行がお金を発行する制度が編み出されたのだろう

造り出す方法は、危険な方法では有るだろうが、
使う側に神から借金するのだという意識が有ればその危険は少なくなる

この造り出すという方法は、国の経済が成長して
道具であるお金に不足が有り、経済の循環に問題が出ている場合には必要なことで
体が成長して大きくなれば血液量を増やす必要が有るのと同じことだ

国民から借金をするにしても有利子と無利子の2面が考えられる

国債などの発行で利息を負担して借金する場合は
使い方が適切なら更なる経済成長を促すことになり
投資家たちの利益だけでなく国民の利益にもなるので良い方法だと思う

もう一つ、無利子で借金する方法だ
国民から資金を預かり無利子で運用する方法だが
宗教の世界で言うところの「お布施」の考え方である

災害などの義援金であるとか
社会的弱者が増えて問題が起こり始めるようなら
騎士道精神で、布施の心で資金を出してもらい
そのプールした資金で対応していく方法だ

その資金も基本は必要な時には無利子で返金される方が良いだろうが
返済を求めない資金としての提供も有れば良いのかもしれない
その利息などの代わりに与えられるのが名誉である

その名誉の本質は、神から来るモノだけれど

この地上的な意味合いの中で表現されても良いだろう
そのような資金に貢献していることを公表する仕組みである
格付け会社が有るが、星の数などで表現してもらうのも面白いだろう

企業などでは、格付けが高ければ人々の尊敬を集め
優秀な人材確保にプラスさせることも出来る
累進課税などという取れるから取ろうという発想でなく
優秀な人が尊敬を集め、さらにその才能を発揮できるような社会

この方法には、また2つある
政府がそのような救済事業をする方法と
民間の力を直接注ぎ込んでもらう方法だ
民営で資金を集め収益を度外視した事業で福祉事業を行うのだ

もちろんこのような事業には、何らかの優遇措置が与えられることが大切だろう
裕福で才能も有り先見性を持っているような人達のお金を政府が取り上げるべきではない
その能力と資金が、積極的に使われるようにする工夫はいくらでもあるだろう

優秀だが頭の固い官僚や公務員に任せて非効率な使い方をされるよりベターだ
政府機関がするべき仕事を民間に積極的にやってもらう工夫だ
政府機関がその仕事を格付け会社の代わりにすれば良い

信用を背景にした道具であるお金が、うまく働いてくれることで
血液が、必要な所に必要な時に流れて体全体が健康になる
そんな世界を創り出すために
お金の集め方と使い方を考え工夫する必要がある

お金の集め方にも使い方にも両方ともに2面性があり
その選択の違いで天国へも地獄へも通じてしまう

このように、何事にも4つの意味合いが含まれているようだ
どの資金調達方法にも
必ず、「信用」という事が付きまとう
その信用を担保してくれる最高のモノが神からの信用という事

投資家からの信用も大事だが
神からの信用が一番大切であり
思想宗教なく政治経済を扱うべきではない



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