陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2019-07-29

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通貨発行権の問題

玄明陰陽学から観れば
お金とは、信用を背景にした道具である
画像の説明

しかし、考えなければならないのが
その信用にも
良い信用、悪い信用、普通の信用とある

ビットコインのような仮想通貨を担保している信用
その信用を支えてくれている人達の心の中を観ると
どのように観ても良い信用とは見えないだろう


しかし、仮想通貨自体にも
よい子、悪い子、普通の子が有るという見方も有る

今、当たり前の如く流通しているお金
円とかドルとかユーロとか元とかの中にも仮想通貨と言っても良いモノがある
実際に流通しているお金と
実際に現実化する前のお金とが有る
万年筆マネーと言って誰かが銀行から借り入れすることで
通帳にその金額が記帳されることで生まれてくるお金だ

見方を変えれば、今、使われているお金も仮想通貨とも言える

日本円でも、その差額は10倍以上だという
ある意味、大部分が仮想通貨と言っても良いのではないか
その仮想通貨の信用を担保してくれているのが
中央銀行である

その製造された通貨が目に見える形で存在するから仮想通貨とは言われない

実際に流通しているお札など現金通貨の信用と同時に
数字だけの銀行預金通貨の信用とが有る
必ず、陰陽の両面がある

日銀も実際は、政府ではなくて民間企業
その民間企業が担保してくれている信用が、果たして良い信用なのかという課題もある

なぜ各国で中央銀行を置くような形になったのか知らない
政府紙幣として政府が直接通貨発行すれば済むことであり
財政赤字ということも発生せずに無限に行政サービスが出来るのだ

ただ、政府だけに任せておけば信用が出来ないとして生まれた仕組みでしょう
政府が制限無くお金を使い続けるとそのお金は信用を無くしただの紙切れになり
しかし、信用を失わない限り無制限にお金を発行して使うことが出来ます

ここで整理すると、
お金という価値を支える構造が見えてきます
お金を製造する機関と
お金を発行する機関が有り
使う機関が有るということですが
信用を担保さえ出来るのならば現金通貨というモノが無くても
預金通貨だけでもOKと言うことになり
通貨を管理する機関が一カ所でも良いことになりそうです

では、フェイスブックの仮想通貨・リブラの構想が有りますが
さて、どのような事になるのか
よくわかりません

おそらく、リブラを管理する機関が中央銀行の代わりになるのでしょう

リブラの数字と各国が発行する通貨の価値と連動させるようですから
ある程度の信用は担保されるでしょう
もちろん、その通貨の価値をどのように判断しリブラと連携さすことが出来るのかという課題も有り
その国の通貨の信用が無くなれば、このリブラに取って代わられる可能性も有ります
また、このリブラが実際の紙幣として印刷され出回ることも否定できないでしょう
このリブラでの決済手数料が膨大になれば、世界規模の中央銀行が出来るような感じになるのでしょうか
そうなればどうなるのか
やってみなければ分からないことばかりです

電子マネーで有る以上、ハッカーなどの問題も有るでしょうが
現金通貨でも偽札の問題が有るように
イタチごっこでもあるので努力して解決しなければならないでしょう

今のお金の事でも仮想通貨の面も有ることを考えるならば
根本的に「信用」という側面を考えなければならないようです
技術的、テクノロジー的に色々発達するにしても原理原則には変わりが無いからです

宇宙を貫いている法則には「愛」の原理が有ります
奪う愛では無く、与える愛の原理です
すべての存在の背景には愛があるということ
この愛におけるハンドルに関わる「信用」と言うモノが有ります

日本などマイナス金利などで
資本主義の世界が終わりを迎えようとしているようです

この「信用」というキーワード忘れて何事も成り立たない世界で有ることを考える必要が有る

テクニックにおける信用も有るでしょうが
眼に見えにくい心の価値に目覚めなければ蛇行することになります

「信用」を担保される最善のモノは、神仏からの信用です
「地球神」から観ての信用と言うことを考えずして
何事も成り立たないのです

「資本主義経済」が終わり「神仏主義経済」が始まるのかも知れません
その前提は、万民の信仰心にかかっています



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