陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2019-07-08

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財政を考える

と言っても、難しいことでなく
帳簿を見てみようというだけだ

帳簿には何が書き込まれるのだろうか

個人 と 企業 と 国家

規模によっていろいろな面も有るだろうが
経済規模に違いがあっても法則としては変わりは無いと思われる

収入と支出の陰陽の両面が有り
この二つが波を打ちながらどのように推移していくかである

収入にも 売上 と 借入 の二つが有り
支出にも 経費 と 返済 の二つが有る

借入は、返済によって成り立ち
売上は、経費によって支えられている

まるで遺伝子の二重構造のようでも有り
フラクタルの森の四つの要素に該当しそうなのだ


そちらの事は別にして
考える必要が有るのが、MMT理論である

国家は、家計や企業と違って通貨発行権が有るのだから
強度のインフレにならない限り財政出動して景気を良くする必要が有るとする理論

インフレになると言うことは、通貨の信用が少なくなり
信用が無くなっていくと言うこと
商品やサービスの価値に比べて、その数字の価値が下がっていくことです

お金とは、債務と債権の記録であり
日銀が造ろうが、政府が造ろうが
それは発行した所が、何かを背景にして造っている約束手形であり
小切手と同じようなモノであり
発行した所が負うことになる債務であり
借金です

インフレとデフレを、需要と供給のバランスで見る事が常識ですが
私には、何だか理解できないのです

インフレとは、借入(日銀や政府の債務)に対する信用が無くなると言うことと同じです

通貨の発行権が有ろうが無かろうが
背景にある「信用」と言うモノを考えれば同じ事でしょう

と言うことは、家計や企業の帳簿と基本的な考え方は一緒だということ

確かに、今、政府は緊縮財政で財政の健全化を図ろうとしているけれど
財政の健全化は基本的に正しいだろうが
借金が増えることを嫌がり
プライマリーバランスの黒字化にこだわっている
緊縮財政の方が問題のようです

確かに、収入と支出のバランスを見なければならないけれど
(収入) (支出)
 売上 と 経費 
 借入 と 返済 
この四つをクロスさせて見る必要が有る
この4つが循環しプラススパイラルを起こさせる必要が有る
要するに、結果として売上が増え収入が増えていく流れを産み出さなければなりません

おそらく、政府は、借金を悪と見ているのでしょう
借金は、いろんな翻訳も出来るだろうが
お金とは、信用を背景にした道具である以上
借金とは、言い換えれば、信用でもある
(その信用の中身にも色々あり問題も有る場合も有る)

個人でも企業でも、基本は、借金から始まりその借入で成長して行く

子供は、親から社会からたくさんの借金を重ねて成長していく
企業も、資本金という資金を入れ、銀行などから借入をして
社会インフラを使わせて貰い
企業規模を次第に大きくしていく
成長することで親にも社会にもお返しをする力が出来て返済してもいける
そうやって、社会全体が成長している

始まりには、多くのモノが与えられ
奪う愛から与える愛に進化していく
この宇宙を支配している法則には、この与える愛に進化して欲しいという願いが込められているようだ

愛の中身の向上を期待され世界は創造されている
(イエスの愛の教えなどが証明してくれている)
その結果として素晴らしい世界が産み出されていく

この与える愛への成長を現代の政府の多くが忘れ去っているのだろう

緊縮財政、プライマリーバランスの黒字化ばかりにこだわっていて
社会が成長していくことを拒否しているかのようだ
成長しなくても、今、ここにいる自分さえ良ければ良いと考えているのだろう

政治家達は、選挙に当選すること
官僚達は、自分の地位が安定すること
大企業は、利潤を主体に考え業務を通しての社会貢献を小さく見て
マスコミもそれらに追随して利潤追求のみに走る

与える愛で経済の循環が起こらなければ
プラススパイラルは起きてはこない
人々の心が、自分中心にばかりに考え奪う愛の心で生きていくと
全体の流れがマイナススパイラルを起こしてしまう

大川隆法総裁の愛の教えを学ぶとよく分かるのだが
借金しても成長することが出来れば、問題が無い
成長は、神の願われていることなのに
いま、日本は成長していない
GDPも増えていない

成長しなければ
山の樹木でも同じ事だが
日が当たらずに枯れて倒れ、他の樹木の肥料になるだけのこと

それも仕方が無いのかも知れないが



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