陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2019-06-19

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愚か!

「本来、消費税というのは景気に対して中立的な存在であり、
景気を悪化させるものではない。
政府が徴収した税金は政府支出という形で最終的には家計に入るため、
増税によって所得が減ることはないからである。」 

こんな事を言っている経済評論家(加谷 珪一 )を見つけてしまった

驚く以外に無いのだが
本を何冊も出されていて、よくみると朝日新聞出版からが多い


この文章の後に

だが、経済の基礎体力が弱い状況で増税を行うと
消費者のマインドを悪化させ、消費が低迷するケースがある。

と続けているので何とかではあるが
それにしても、消費税を消費に対するブレーキと見られないところに愚かしさがある

そもそも、消費税が景気に対して中立である訳が無い
消費税で強制的にモノの値段を上げることになる以上、
消費は減り、景気にブレーキをかけることになる
もちろん、景気が過熱してインフレがひどくなった時には必要な装置なのかも知れない

そして、そこで得た税収をなんのために家計に配るのか
意味不明というか、何らかの思惑をもって国民に配分するのだろうが
おそらく「税と社会保障の一体改革」という事に意味を感じているのかもしれない

まさに、それこそが詭弁であり
景気を良くし、経済を活性化させないことを理解していない

という事は、おそらく彼の世界観は、間違っている
経済が良くならない限り税収も増えることは無いし
社会保障も絵にかいたモチになります
「地獄への道は、善意で舗装されている」と言われ
ゆりかごから墓場までという事も有りますが
神仏から観た視点が全然入っていないと思われます
神の願われる国民像と違った社会をイメージしているのだろう

ここから観れる彼の世界観は、間違いなく
神仏なる存在も無く、死んだら終わりの世界という唯物論でしょう

消費税は、景気に対するブレーキ装置です
この認識は、絶対に間違えてはいけないのです

世間は、ほとんど結果至上主義で毒されていて
政府、特に財務省などは
その税収の量にばかり目が行っているのです
それは、唯物論に毒されてしまっているからだという事を知る必要がある

税金を、単なる資金集めの道具と見ている
税金は、負担金として公的な事業を遂行するための負担金の部分はあるが
その本質は、ブレーキ装置です
お金とは、何かという課題とも絡んで難しい問題なのですが
税金の役目は、ブレーキです

車の運転でも必ずアクセルだけでなくブレーキも使わなければなりません
今、アメリカのトランプがうまく運転をしています
ブレーキをかけていた法人税というブレーキを外し
関税というブレーキ装置を使い国内に仕事を回帰させ
アメリカの経済を立て直しています

中国にも、関税というブレーキ装置を使い
中国の強引な覇権主義に抑止力をかけようとしています

彼は、ブレーキ装置として税金をうまく使っています
いま、財政赤字が増えているようですが
それは、同時に中国に対する抑止力増強の為に軍事費を増やしているからであり
税収自体は増えているようです
仕事が国内に戻り、企業も減税で国内投資を増やすことで雇用が増えて
失業率も大幅に下がり今一番世界で好調を続けています

日本も、せめて国内での運転でアクセルとブレーキの踏み間違いだけはやめて欲しい



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