陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2019-05-23

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良識有る知識人・有識者の中の不都合

何日か前にも書いたが
利発な人の一部には時代をミスリードするような人達が居る

このような人達は、左脳的には優秀な人達であるが
学力は優秀で記憶力も良く言語能力もありディベート能力も高いけれど
右脳的な所が未発達な人達である

右脳的なところとは何かというと
人間の持つ徳性の中の「感性」と「悟性」である
左脳的な所、知性や理性に関するところは眼に見えやすく証明しやすいのだが
こちらは、眼に見えにくく証明も難しい


画像の説明

目に見えにくい所に本当は大切なモノが有るのだが
眼に見える部分がどうしても表面に出て来易いために
中途半端に頭の良い人達が社会の中心、リーダーの中に出て来やすくなっている

悟って頭のいい人と、単に記憶力が良くて頭のいい人
本当に頭の良い人と上っ面だけ頭の良い人と普通の人と様々ある
それら人の認識力のレベルを図にすればピラミッドの形になるだろう

当然ながら比率とすれば認識力の低い人が多数となり
本当に悟って頭のいい人は少数である
民主主義でリーダーを選ぶ時には大衆には本当に悟って優秀な人は選ばれにくいだろう
自分たちの認識を越えているために
自分たちに近い人達を選んでしまう

要するに民主主義の政治では衆愚政治になりやすいのだ

民主主義の多数決の長所は残しつつも徳の力で治める徳治主義的な政治が理想ではある
この徳の力は目に見えにくく
ただ、表面的に優しいだけの政策の方が理解し易いために衆愚政治になってしまう

これも国民の意識の中に知性、理性、損か得かで見過ぎるところが在るために
起きているのだろう

全体で右脳的なところの開発が求められているようだ
そのためには「なぜ」を何度も繰り返すことだ

表面的にだけ頭のいい人の特徴は、
自分自身でも理解していないのに記憶した情報を当然のこととして認識し
その正しさを上手に証明してくれることだ
ただ、難しい言葉で煙に巻いた説得しようとしたり
色んな情報を上手に駆使して言いくるめてしまうのだ

これは、単に相手に対して行われるだけでなく
自分自身の説得に使われてもいる
要するに、そう信じ込んでいるのだ

その理由は、右脳的なところが空っぽであるために
その中に表面に在る結果に入るべきモノが入り込んでいる
それは結果主義なのだ

「企業の目的は、利潤追求である」と言う認識がまかり通っている
これが結果主義なのだ
どんな仕事でも、一番機になるのは利益、もうけである
しかし、この成果ばかりを見つめていると言うことは
左脳的なところばかりを観ている事になる

右脳的なところもしっかり働かせて仕事を見ているなら次のようになる

「企業の目的は、社会貢献であり、その結果目標として利潤追求がある」

画像の説明

この両目で見て両方の頭を使って考える必要が有るのに
社会貢献の方が希薄になっているために蛇行してしまう

本来こちらの方が重要であるので
左脳的に優秀な人達は、その空白を埋めようとして
どうしてもリベラル的な意見を出してくる
優しい意見、安全を重視した意見、世のため人のためになるようなことを表現する
しかし、その心の中にしめている内容は
自分の評価であったり
自分の利益であったりするのだ
そのための言葉を巧妙に使い自分の目的を達成しようとする

そうして、大衆をも洗脳し自分自身も洗脳し
リベラルな左翼的な政策を中心に持ってこようとして

世界を蛇行させてしまう

今、世界中は陰陽の両目で見ないために蛇行の極みまで来ている



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