陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2019-04-18

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質素倹約が悪く働く場面

お金の使い方にも
良い使い方と悪い使い方が有る
それと同じように使わないと言う判断にも良い場合と悪い場合が有る

「質素倹約」と言う言葉が有り
普通は良い意味で使われる
私の認識でも質素倹約は無前提に良いことだと思いこまされているところがある
しかし、何事にも「よい子・悪い子・普通の子」と有るように
悪い質素倹約もあるだろう


政府が使う予算の問題である

財政健全化の意味から公共事業を減らし
様々なところで支出を減らしている
しかし、国家予算は膨れあがっている現状も有る
それでもGDPは諸外国に比べ微増はしているのだろうが
長期的に見れば増えてはいない

日本の初任給が20万円なのに比べ
アメリカでは50万円になっていると聞く
アメリカのGDPがこの20年くらいで2.5倍くらいになっているのに
日本は1倍だそうだ
増えていない現状が初任給の形でも現れている
訪日外国人が増えているという事実もそれを証明している
結局は日本だけ貧困化が進んでいる事になる

その原因は、何だろうかと考えると
その資金の集め方と使い方だ
良い税金の集め方と悪い集め方が有り
良い使い方と悪い使い方が有る
この4象限に誤りが有ると見るべきだ

使うべき所に使われず
使っても無意味な、また、逆効果の所に使われたり
集めるべき所から集めず、集めてはいけないところから取り立てている
要するに、運転で言えば
アクセルとブレーキを間違えていることになる
アクセルとブレーキを間違えているから
目的としている所にいけないでいる
諸外国は先に行ってしまっているのだ

上り坂なのにアクセルを踏み込まず
下り坂でアクセルを踏み込んだりして
上り坂になって慌ててブレーキをかけたり
ブレーキを踏むべき所で踏まず
アクセルを踏むべき所でブレーキをかけてしまう

その判断を間違えている原因は、状況の見方の間違いと
理想を見る目に狂いが有るのかもしれない
おそらく日本は、そんなに急がなくても良いと思っているのかもしれない
無理して成長しなくても幸福なら良いじゃないかという
下山の思想なるモノがもてはやされた時期も有る
ゆとり教育なるモノも流行った
しかし、向かっていく先は、国民の幸福である
理想の国を造ろうと言うところに有る
その理想を心に描く力が無くなっているのかもしれない

裏返して言えば、
今、ここにいる、自分が幸せならそれで良いじゃないか、と言う
自己中になっているのかもしれない
そのためにケチな心で出し惜しみをしているのかもしれない

そのために、使うべき所にまで
質素倹約を当てはめてしまっているのかもしれないのだ

良いと思われている事にも疑ってみる眼が必要だ
常識を疑ってみる眼も必要だ

正しい判断が出来るためには
正しい見識が必要なのだろうが
日本の現代の知識人と言われる人達の見識を疑ってみる必要がある
自分自身の正しいと思っている常識も疑ってみる必要が有る

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