陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

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頭脳明晰で愚かな人々

ワールドビジネスサテライト(WBS)という情報番組が好きで
録画しながら見ているのだが
そこに出てくる経済学者たちの多くの意見に問題を感じる事が多い

先日も消費税増税に関しての発言が有った
いずれ20%にはしなければならないのだからという前提で
今回の増税のことをコメントしていた


その前にも知り合いの県議会議員さんが
30%は必要なのだからといっていたことにショックを受けたことがある

なぜ、そのような考えを持っているのか
私の認識としては不思議で仕方が無いのだが
おそらくその理由はある学者さんの試算を聞けば想像できるのだろう

その方の試算によれば、今の年金制度をそのまま維持しようとして
それを消費税で賄おうとすれば約70%の消費税が必要になるという

私は正直言って算数は苦手である
おそらく、支給年齢を上げたり、支給額を減らしたりすることで
20から30%で何とかなるのじゃないかと考えられているのでしょう

ただ、算数だけに頼っている感がある
「捕らぬ狸の皮算用」ということわざが有るように愚かな計算である

右脳的なモノ(陰)で観る必要があるのに
左脳的(陽)な算数で解決しようとしているのだ

右脳的なモノで観るとはどういうことかと言うと
様々な図で書いているように陰陽の陰の部分をしっかり見る必要があるのだ
どちらかと言えば、こちら、目に見えにくいモノ、証明しにくいモノの方が重要なのだ
画像の説明

画像の説明

目に見えて現れる価値を支えてくれているのが
目に見えず裏や下に隠れているモノである

その見えにくいモノを見るためにはどうすればいいかという事

それが、フラクタルの森での考え方だ

①深く掘り下げて考える (なぜ?を何度も何度も繰り返す)
②二つの視点で考える  (対立するであろう意見でも考える)
③比喩で考える     (人体などの仕組みに置き換えて考える)

①の場合、上の図の陽の部分、結果と方法論から埋めていきます
税収増という結果を求め、そのために税率を上げようとします
そこで、なぜ、税収を上げる必要が有るのかと考えてみます
そうすると、何が課題なのかが見えてきます

財政赤字が増えて政府の借金が増えている現状が有ります
なにが原因となって赤字が増えているのかという見極めが大切でしょう
そして、それぞれに検証する必要があるのです

出費の多くは福祉関係の中でも高齢化による年金がしめているようです
公的年金制度は、見方を変えれば「ネズミ講」であり本来は成り立たない犯罪行為
これを国家で維持しようというのですから、どれだけ税金を集めても足りません

その資金を市場から税金で集めようとすると無理があり
経済成長どころではなく、結局、若年層に負担させる結果となり
高齢者は、過去に負担した以上のものをもらい
若年層も同じように貰えるのなら何歩か譲って
この賦課方式の年金制度を維持していっても良いのかもしれませんが
今、ネズミ講が犯罪とされている理由は、成り立たないからです

国家が犯罪的行為に関わっていて経済が成長するわけはありません
今は年寄りが増え労働人口比率が少なくなっているために
労働力不足が起こり時間給は上がっているようですが
日本人の実質の所得は減少しているようです
このネズミ講のような年金制度のせいで国は次第に貧乏になっていき若年層を貧しくしています

それに強制的に入らせようとするのですから矛盾に満ちています
特に厚生年金制度は、非正規と正規労働の違いを産み出す要因となり
社会問題の原因にもなっているようです

他の国は、GDPを少なくても2,3倍に増やし、日本はそのままです
結局、所得も同じ事で日本が相対的に貧しくなっていることで
訪日外国人が日本に来やすくなっているだけなのに、おめでたく喜んでいます

今回の増税でも、福祉関係に使われるなら良しとするような風潮を
学者も政府もメディアも作り出そうとしています
ゆりかごから墓場までと言った福祉国家が言われ
政府に任せておれば安心だとする考えもありますが
この20数年の日本のGDPの低迷、国民所得の減少を見れば
国家、官僚体制の仕事のまずさをいい加減に理解しなければなりません

セーフティーネットは必要ですが、過ぎた福祉政策は経済を疲弊させていくでしょう
継続可能な年金制度を言うのなら、今の賦課方式から民間でも継続可能な積立方式に変えていく努力が要るでしょう
年金国債などで既得権益を持っている高齢者を守りつつネズミ講を廃止して
ネズミ講で増税と景気悪化というダブル負担をさせられる若年層を救っていかなければなりません
若者を救うと言うことは、国を守ると言うことです

そこで、次に②の考え方があります
そもそも論です
その赤字が必要なものなのか、不必要なものかという判断です
赤字がすべて悪い訳ではありません
財政赤字が大変だというが、その赤字は、本当に問題なのかという考え方です

その理由は、明治時代から見ても政府の借金は天文学的に増えていますが
経済が成長している時に借金の額の膨張が問題になったことはありません
逆に、経済成長するためには借金が必要だったと観るべきでしょう
借金と言っても投資です

国全体は投資が無ければ成長できません

そこで③の考え方です
子供が成長しその家庭の経済を支えることが出来るようになるためには
様々な投資が必要です
子供に関しては借金してでもつぎ込まなくてはなりません
それをしなければ、子供の働く能力は低く
生産性の低い仕事しかできなくなるでしょう

生産性の向上が大切と言われますが
昔に比べれば車が全家庭にいきわたり道路網が整備されることで
それぞれの商圏は広がり商売できる空間は各段に広がりました
リヤカーで運んでいたことを思えば、その生産性向上は100倍以上ではまないでしょう

現代の生産性向上に貢献してくれているのはIT技術と原子力です
原子力は、人々の恐怖心でその能力を活かされていませんが
安全に運用されれば蒸気機関が発明され使われたぐらいの生産性向上につながったでしょう

この窯のある山を開発するのに中古のユンボを買って作業しましたが
この機械が有ることで、人の力でやれることの何倍の仕事が出来たか
100倍の時間をかけても無理だと思いながらユンボを動かしていました
80万円の中古でしたが、この機械が製造されうちに来るまでの流れを考えると
資本主義の力のすごさを感じざるを得ません

我が家だけの家計で言いましても、その借金が無ければ未だに窯は完成していなかったでしょう
そもそも、こんな山の中に窯を造るという発想はできません

更に③で考えますと
お金を人体の中の血液に例えて考えるみると分かり易いでしょう

アベノミクスと言って量的な金融緩和を日銀がやっています
国債を金融機関から買い取って市場にお金が回るようにしていますが
これは、単に骨髄の中で一生懸命に血液を造っているだけです
血管の中に入り体に流れ出ることなく数字だけが膨らんでいるだけです

政府の代わりに金融機関へ借金(国債)の肩代わりでお金を返し
市場に資金が流れ出るようにしていますが
現実には金融機関からその数字が出て行くことは少ないようです
それは、民間がお金を借りようとしていないからです

結局、日銀はお札を印刷してその数字を埋めていく必要はありません

実際の市場に出ているお札や硬貨の総額は
マネーサプライズというのでしょうか
日銀当座預金を加えた総額との差は、17分の1です

銀行は、預金を集めたお金で貸し付けをしているのではなく
通帳に数字を打ち込めば良いだけのことです
貸し付けをすればお金が生まれてきます
ただ、歯止めがBIS規制で掛けられていますが
この国際規制も問題があるようです
お金は信用を背景にした道具です
その信用を数字で担保することは出来ません
(この信用を担保する最大のモノは神様からのものだという理解が絶対に不可欠です)

このことは、なぜ?を何度も何度も繰り返してお金のルーツを探さなければ分かりません
専門家でもない陶芸家の私がこんな事を言えるのかは、なぜ?を何度も繰り返して考えてきたからです
理解できないから探してきただけです

この理解不足が、財政赤字を問題にし、財政均衡主義を支え
緊縮財政を唱え、日本のGDPを抑えて日本を貧しくし
国防力も含めて日本の未来を滅ぼそうとしているようです

日本政府には、通貨発行権があり、その信用を失わない限り
いくらでも1万円札を発行できます
日銀が発行しないなら政府が硬貨を発行できるようですから
10万円硬貨でも100万円硬貨でもをどんどん発行しても良いのです

市場に出ているとされるお金の大半は、もちろん銀行間での決済で済むことが多く
お札を印刷する必要は無いのかもしれませんが
血液も体の中に流れて活用されなければなんの意味もないように
お金(価値)も働かなければ意味がありません

日銀はと政府は、インフレ目標を2%という低い設定にしても達成できないという
愚かなことをしています
おそらく、この金融緩和の弊害は何らかの形で出ざるを得ないのかもしれません

通貨の供給量が少なくてもお金がしっかり働けば
要するに、循環速度が早ければ簡単にインフレ傾向にもっていくことが出来ます

下の図の循環が2倍の速さで回ればGDPも2倍です
所得も2倍になります
当然ながら、税収も2倍になり増税する必要は有りません
放っておいてもインフレ傾向を強め、
増税とか貸出金利を上げるとかブレーキをかける必要も出てくるでしょう

こんな簡単な理屈が分からずに増税路線で考える人たちが居るのです

画像の説明

この循環にブレーキをかけようとするテレビに出るような頭脳明晰な人たちは
なぜ、そのようなことをするのでしょう

その理由は、

深く考えることも無く
②自分の立場から離れることが出来ず、立体的に見えないうえに
③色んな例にひきあてて検証することも無く
自分の優秀さに胡坐をかいているからなのでしょう

別の言い方をすれば
左脳(知性・理性)ばかりを鍛え
右脳(感性・悟性)を鍛えなかった愚かな人々だという事です

この愚かさは、私も含めて
この現代社会の中では、どうしても陥りやすい現象のようです

大切なものは見えにくいモノの中に在るとも言いますが
まさに、至言

この世の中で一番見えにくいモノとは何でしょう
それは、神仏の存在です

深く、深く、神、創造主の存在を意識し
その神々の念い、その願いにまで想いをめぐらすことが出来れば
解決できないことは、無いでしょう。



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