陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2018-12-25

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2%のインフレ率さえ達成できない理由

現状ではあれほどの金融緩和をしているのに2%のインフレ率さえ達成できないでいる。
その理由は、実際にお札が市場に出回っていないからだ

銀行の持っている国債を日銀が買い取り銀行に資金がある
しかし、その資金が銀行から出て行かずに働いていないからだ


市場に出回っている実際のお金の量と
数字として出回っている量とは大きな開きがあるという
数字は苦手だが、約10倍の開きが有るようだ

銀行に国債の代わりに数字としてのお金が入ってきても
民間が銀行からお金を引き出して実際にお金を使ってくれなければ
日銀もお札を印刷する必要は無い
大きなお金は銀行間で決済され
数字が移動するだけで実際にお札が動くわけではない

この差がどういう意味を持ちどのような錯覚を人に持たしているのか
私にもよく分からないのだが
とにかく、企業や民間がお金を借りて使ってくれなければ意味が無い
心臓には血液が有るのに体をめぐって働いてくれないのに似ているだろうか
働かなければ価値は生まれず、評価も生まれない

企業は内部留保を貯め込み銀行から借りる必要はない
消費税増税も控えており将来の見通しが暗いために投資もそれほどでは無く
国民の消費も増税や景気の低迷などで所得の減少があり消費が増えていかない

景気が良さそうなのは、大企業などのグローバル企業
中国などでモノを安く作らせ国内の仕事を奪い国民の所得を減らしてきた
海外で製造させている企業はもうかっているかもしれないが
それ以外の国内で仕事を奪われた人たちの収入は
労働人口が減っている状況の中でも減っている

国家が主体でなく企業が主体となって自由貿易を良しとしているが
国民全体の幸福を考えるならトランプのやっていることは正当性が有り
グローバル企業の発展ではなく
国民全体の事を考えてアメリカの発展を維持していくためには必要不可欠なことだ

日本は、大企業、グローバル企業の考えが中心になり政府も官僚も経済学者も
その労働賃金が上がらないようにという目論見も有るのか
海外の労働力を持ってこようとしている

結局、多くの国民は貧乏になり
消費マインドは冷え込み
投資マインドも冷え込む

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インフレ率も表面的な数字だけでなく
その中身を見る努力をしなければならないだろう
良いインフレと悪いインフレ、普通のインフレがあるのだろう
当然デフレもそうだ

これらのことから導き出されることとは何かというと
企業も個人もお金を使わないのならば
(その原因を取り除くのが一番、消費税などの景気に掛けているブレーキを外す事)
政府がお金を使う必要がある
政府がまた国債を発行して借金し、民間にお金を使わなければならないのだ
借金してでも公共事業、国土強靭化を成さねばなりません

昨夜、倉敷真備町の大きな水害の現場を初めて車で通って見たが
今でもまるでゴーストタウンのようだった
このような事を防ぐためにも、政府が土建屋にお金を使い河川工事の時期を早めておれば
防げたことなのにと思うと本当に腹立たしい

とにかく、政府が借金してでもお金を使えば市場にお金が出て循環することになる

画像の説明

政府の借金は膨らむけれど
そのお金が順番に廻り消費が増えれば景気は良くなり
簡単にインフレ率も目標の2%を達成できる
そのためにはどれだけの財政出動が必要なのかは専門家ではないので分からないけれど
インフレ率が10%にもなれば大変だろうから
危険領域に来たと思えば政府がお金を使わなければよいのであり
民間の消費意欲が膨らみすぎるので有れば
政策金利を上げても良いし
それでも修まらなければ消費税というブレーキをかければ良いことだ

とにかく、現状では政府がお金を使う事だ
しかも、バラマキではまた逆効果になるので
国を素晴らしい方向に、神様(地球神)から見て応援したくなるような所に使うことだ
(この判断も死後の世界は無く神なる存在もいないという無宗教、唯物論の人の判断では間違いを犯してしまいます。左翼、リベラル傾向の強い人達はこのような人達がほとんどなので本当は政治に関わらせるべきではない。トーマス・モアのユートピアの考えの中にも信仰心の無い人には思想の自由は認められるが市民権は与えられないという)

そのような方向に向かっているのなら
天変地異もゆるめるような助力も有るだろうし
経済の良い循環が始まる助力も有るだろう

経済が良き方向で活性化したならば
政府の借金など適度なインフレ率の中で埋没し
全体の経済規模から見れば何の問題もない状況が訪れるだろう
(経済規模が拡大し、本当の意味での素晴らしい社会が出来たなら、本当の意味でのユートピアが出来るだろう)

とにもかくにも、グローバル企業を主となすことなく
国家を主と成すことなく
地球神を主とし
自由、民主、信仰をキーワードに政治経済の運営を行うべきだろう

天のご加護無く未来は無い



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