陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2018-11-01

Top / FrontPage / 2018-11-01

愚かなり消費税

「デフレ不況が脱却する前に消費に対する『罰金』として機能する消費増税を行えば、著しく消費が低迷し、国民の貧困化は加速することは間違いない。そして挙げ句の果てに、財政それ自身をかえって悪化させてしまう。だからデフレ脱却が確認できるまでは、消費増税を凍結すべきなのだ」

内閣官房参与の藤井聡氏が2012年に国会で参考人として発言された内容です

しかし、「デフレ脱却が確認できるまでは、消費増税を凍結すべきなのだ」ではなくて
消費税は思い切って全て撤廃すべきです
財政赤字の問題や財源の問題はいくらでも解決策はあります
というよりも観方を間違え間違った判断をしているようです


消費を活発にすることさえできれば景気は良くなり、
アメリカのようにGDP(国内総生産)が2.5倍になれば
国民の所得も同じように上がり
同時に税収も2.5倍になるのです

日本を貧しくさせた結果、訪日外国人が増えたといって喜んでいてはいけません

この20年、日本だけがGDPを増やせなかった原因を正しく見て対策を建てることです

税金の集め方と使い方で諸外国に後れを取っているのです

社会保障が充実し将来に不安が無くなれば
消費が増えるというたわ言を信じてはいけません

また、日本は成熟した社会で
しかも少子高齢化しているから
これ以上経済成長しないというたわ言も信じてはいけません

財政赤字の問題も
歴史を見ても経済成長している時には
財政赤字も同時に増えているのです
財政赤字が増えなければ経済成長もしないのです

もちろん使い方を福祉優先にすると問題が有ります
老人にばかり手厚くすると一番資金が必要な若者から資金を奪う事になります
若者から活力を奪うような仕組みでは経済成長はしないでしょう
(ネズミ講のような公的年金制度・泥棒のような徴税方法)

公共工事やインフラ整備、土建屋を儲けさ社会基盤をしっかりと造り上げなければ
先の岡山の真備町で起こったような水害も起こるし将来に大きなツケを残すことになります

選挙受けのする福祉を手厚くするのは大きな問題が有ります
国内の経済規模が増えるのを助けるようなような支出の仕方をしなければ
これからもGDPは増えず国民所得も増えず税収も増えません
その結果、当てにしていた老後の生活にも悪影響を及ぼしてしまいます

リベラル、共産主義、社会主義的な
嫉妬を正当化するような政策で国民の気を引き
経済の牽引をするような企業の足を引っ張ったのでは
結局は自分自身をも貧乏にしてその負の部分がその身に降りかかってきます
人々はソ連など共産圏が貧乏になり解体していった経過を見てきたはずです

とにかく、GDP(国内総生産)を上げる努力をしなければ
国民の所得も増えず税収も増えず、国防費も増えず
結果として周辺国と比べて軍事力は下がり続け
どれだけ国民がお金を使わずに貯蓄に励んだとしても
軍事力を強めた国から見れば、
美味しいエサをいつでも食べてもらえるような状況を提供する事になってしまいます

とにかく、経済規模(GDP)を増やすことです
借金を増やしてでも経済力を強めていかなければなりません

経済が活発になりバブル状態、躁状態になればブレーキをかければ良いだけです

消費が活発になりデフレを脱却出来て強度のインフレが起こったならば
消費税を10%にでも上げればよいのです
すぐに消費は冷え込みます

「消費に対する『罰金』として機能する消費増税」です
確かに「罰金」で有り「罰」でもあり、間違いなくブレーキ装置です

という見方をすると、
以前にも書きましたが(負の消費税・逆消費税・マイナス消費税)
逆に消費に対して「褒美」を与えることが出来れば消費は上向きます
これは確実です
消費や投資が過熱しすぎて強度のインフレが起きれば
消費税をかければ簡単に景気の過熱は冷まされ不景気になるでしょう

こう逆発想で考えるなら
どれだけ、いま、消費財を上げるなどという発想が鬱病的な症状なのかがわかるでしょ
バブルの時は躁状態であったように
躁うつ病のように蛇行させているのです

蛇行は止めなければなりません
自転車の前輪でも直進していても左右に振れながら走っています
曲がっている状態でも必ず左右に少しづつ揺れています

自然なかじ取りさえできていれば
手放しでも走れるように、あまり余計な力を加えないほうが良いのです

頭の良い人たちは、税収を上げ財政赤字を解消する為にあれやこれやと考えすぎて
余計なことをしているのでしょう

小さな政府で良いのです
大きな政府になって、大きな人件費を使い
逆に働くようなことばかりをしてきたために
20年も経済成長しないという不思議現象を造り出せたのだと思う

国民はそのことに腹を立てねばならないのに
簡単に騙されてしまうようです

GDPの数値目標は、企業の収益目標と同じであり
社員の給料の元であり納税の原資です
売り上げが伸びない企業、赤字企業は倒産するのです

財政赤字(借金)が問題なのではなく
経営自体が赤字で借金すら出来なくなる状況が問題なのです
投資してもらえるような状況を維持できていれば
経済成長して借金は相対的に減っていくことになります

成長していく企業は借金の規模は確実に膨らんでいくモノです
投資を国民からしてもらえるなら
その投資のよる利益は、当然ながらGDPに反映されてきます
加速度的にGDPは増えていくでしょう



コメント


認証コード(2049)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional

備前焼