FrontPage/2018-10-06
財政規律だけで国家の信用を計る愚かなジャーナリスト
久米宏のラジオ番組を聞いていておどろいた
日本の財政赤字は他国に類を見ない規模のようで
これで、国家が破綻しないのを不思議に思っている人が話をしていた
通貨の価値を支えているのは「信用」で在ると見ているのは正しいのだが
その信用を何で見ようとするかだ
財政規律で見るのは、家計簿とか会社の財務状況なら分かる
しかし、国家で見るのは間違っている
しかも、通貨発行権を国内に持ち、国の借金がその通貨で成されている場合は特に違う
ギリシャのようにユーロを使い通貨発行権も無く
ベネズエラのようにドルで借金している場合と全く違うのだ
日本の借金は、通貨を増刷することでチャラになる
問題は、通貨を市場に多量にばらまけば通貨の信用を失いその通貨は紙くずになってしまう
しかし、今の日本の現状は、日銀が国債を買い取り金融緩和を続け
市場にお金が出回るように努力しているのにそうなってはいない
インフレになってもおかしくないのに2%目標すら達成する見込みは無いのだ
どこの国か忘れたが、7%までのインフレ率ならなら良しとする考えも有る
強度のインフレは問題も有ろうが
逆にデフレ状態は、これも大きな問題であり
過去の大きな戦争の背景には、世界規模のデフレ状態が有ったという
この舵取りがうまく行っていない原因を考え、
その栓になっているモノを取り除く必要がある
消費税増税とか原因はいろいろ有るだろうが、
結局は、いつもの図で示すように
消費マインドの冷え込みである
この経済規模が大きくなれば税収も増えるのに
表面に出ている赤字だけで右往左往する考えの人達だ
借金を自分レベルから離れてみることができないひとたちが
緊縮財政を提唱する
結局は器の小ささ、理想の無さ、
上位のモノに嫉妬して引きずり降ろそうというマインドが働くから
経済規模を大きくする発想が生まれないのでしょう
左翼的思想、リベラル傾向のある人には、大きな反省が必要なのだ
そのような人達はこんな事も言っていた事を思い返す必要がある
「土建屋ばかりを儲けさせて、けしからん」
結局、倉敷の真備町の水害もそのような人達に大きな原因があったということだ
そのことで生じた出費は計り知れないモノが有る
かくして、久米さんや対話をしていた人の思っているとおりに
願ったとおりに次第にじり貧になっていくのだ
まさに貧乏神とはよく言ったモノである
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