陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2018-08-10

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ネガティブシンキング

終戦の日、原爆の日この時期になると
NHKはじめいろんなメディアで特集が組まれる
その中で語られる言葉がとても悲しい

あの戦争の見方にも二つの道がある
大くくりで言うならばネガティブな見方とポジティブな見方だ
分かりやすいのはネガティブな見方だ

結果の表面的なところばかりを見れば、どうしてもネガティブになる
敗戦では、その結果はネガティブになるし
これがもし勝ち戦であったならポジティブと言うか調子に乗りすぎていたことだろう
この傾向は何事でも同じのようだ

戦前戦後を通じての朝日新聞などの報道姿勢などを見ればよく分かる
躁うつ病のごとく蛇行する傾向を持つ


もっと立体的に見ることだ

池上彰氏の出演したTVでも彼が言っていたことばに衝撃を受けると同時に
非常に腹だたしく悲しかった
「愛国心」と言うことばの見方だ
ロシア人の子供に説明するのに
「愛国心」とは、大統領の命令に忠実なことでもあると言い放ったのだ

今朝のNHKでも、特攻兵に関する特集の中でも
出撃する息子の特攻機を見送っている父親のことが扱われていたが
そのことを「異常性」の中に入れてしまっているのだ

池上氏にしろNHKにしろ
あの吉田松陰のことを知らないのだろうか
あの吉田松陰の自殺願望とも取れる言動は確かに異常とも見えるだろう
自分のことなど考えず、ただ「愛国心」だけでの行動だっただろう

彼のおかげで明治維新も起き、人種差別に楔を打ち、東南アジア諸国の独立にも貢献し、日本の発展の礎を築くことが出来た
偉大な恩人だということ忘れてはいけない

特攻隊も無駄死にではなかったことは深く歴史を見れば分かることだ
敗戦で多くの犠牲を出したけれど
その頑張りのおかげで日本と言う国は残った
その頑張りが泣ければ、今日本と言う国は残ってい無かっただろう

インドなどのように植民地として宗主国に収奪され続ける道もあり
ハワイと言うような一地域、アメリカの一つの州になっていた可能性もある

もちろん、多くの痛ましい犠牲を出すよりも
それでも良かったのではないかと言う意見もあるだろう
しかし、それを神々は良しとされるだろうか
人種差別がずっと続いて良しとはされないでしょう

明らかに、現代は躁うつ病のごとく蛇行している
その原因は、深く考えないこと、もう一つの視点で考えないこと

どんなに頭が良かろうが人間と言うよりより動物性の中だけで考えがちなことだ

それは見ている世界が小さいこと
「今・ここにいる・自分」の視点でしか考えることが出来ない

特攻隊員の心の中もいろいろ有っただろう
しかし、その愛国心に家族を思い国を想う気持ちの中に
自分を捨て公を選択した心に感動を覚えるのは「異常」なことではない

「松陰神社」が出来ているようにとても尊重すべき心だと想う

結局は、池上氏にしろメディアにしろ信仰心が無いのかもしれない
死んだらおしまいだと想っているのかもしれない
だから、今ここにいる自分の感覚だけで物を言ったりするのだろう

死んでも終わりでないし、すべてを見ておられる神々もおられる
自分自身も神仏の子であるいじょう、
今が良ければ、自分さえ良ければ、目先の結果さえ受け入れられれば良いなどという人生を送ったならば

その人生を客観的に後から見て、果たして納得できるかと言うと
納得できるものではない

あの時、死ぬべきだった、あの時、自分の命でよければ差し出すべきだったという思いになるだろう

恥を知るべきだ



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