陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2018-08-05

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4つの柱の法則

何事も逆から観ていくと
その事例を構成する基本的な構造が有ることが分かる

何事も出ている結果に注目する必要がある
何事も出て欲しい成果から観る必要がある

大きく観るならば
結果(陽)から観て
その背景には原因(陰)となるモノがあるということ

結果の前には具体化される過程が有る
多くの場合、この具体化される過程の事を原因として思考を停止させる傾向が有ることを知っておく必要がある
具体化される前の原因を観なければ
本当の意味で原因を観ている事にならない

具体化の前には動機(思い)が有るということ
その動機(思い)を産み出している課題と環境がその背景には有る

陶芸で観ると


器(結果)というモノが有るとする
その器が出来るためには、製作工程(具体化)が有る
ここまでが、紙の表に当たる陽の部分である

そして、紙の裏に当たる所が表を支えている
欲しいとか、作って欲しいとかいう動機の部分が有る
そして、そのような思いが発生した原因が有る
お茶を飲むための道具としてとか、何かを盛りつける為の道具として
必要とされている現状が有るのだ
必要とされなければ生まれてこない

シンプルな器で観ても
結果(ほしい・どうしたい)・・・具体化(どうやって)  陽
動機(なぜ)・・・課題(なにが・背景)         陰
この4つの柱が有る
ただ、この4つの柱が立てられる「世界・環境・場所」が有ると言うことも忘れてはいけない

家で有れば
家を建てたい・・・・具体化(材料を集め柱を立てて)
動機があり、設計図があり・・・・何の為に欲しいのか、立てるべき家の種類という課題が有る
そして、その家を建てる場所がある
砂地の上か、岩の上か、地球上か、月の上にか
環境が違えば、設計図を変更する必要がある

何で有れ、この4つの柱を無視するわけにはいけない
そして、その家を立てる環境が大きく関わってくる

これは、物だけでは無い
全てのようだ

宇宙というものも、星も、人も、動植物も、鉱物も
全てに含まれている要素のようだ

ここで注目するべきは、陰の動機の部分である
設計図でも有るが、色んな事を考えるにしても
思考停止をさせて、この動機、設計図の部分を見落としてしまうことだ
単純に言うなら「思い」の部分
心と言っても良いのかもしれないが
一番肝心なこの部分を忘れてしまいがちなのである

これは、ダーウィンの進化論に見られる
「なぜ」をどのようにしてという「具体化・行い」の所で停めているのだ
設計図と設計者のことを忘れている

忘れられているその原因は「信仰心」の所に有るようだ
この宇宙の全て、星そのものであってもこの4つの柱は存在すると考えると
「動機・思い」を無視して良いわけがない

「神」が、この宇宙を創りたいという思いを発しなければ宇宙は生まれていないのかもしれない
宇宙そのものだと想像を超えているけれども
身近な存在を考えれば分かってくることだ

「人間」という生命体を考えても
その存在の背景にはDNAという設計図が有る
設計図が有ると言うことは設計者が居るということ
何らかの存在が、その思いを投影することなく偶然に生まれてくることなど出来ないのだ

土で造られる器であっても
有り得ないことだ

私達の人生そのものも、
その心の態度、その思いの中身とその連鎖で作られているということを
忘れてはいけないことになる



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