陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2017-10-21

Top / FrontPage / 2017-10-21

家計簿と財政収支

今、国の借金が1.100兆円もあり
少子高齢化で更に膨れあがり破綻するからと言って
消費税増税をはじめあらゆる所から税金を集めようとしている
このような暗示を政府や財務省がかけており
多くの国民だけでなく経済学者達までがこの催眠術にかかっているようだ

PB、プライマリーバランス、財政均衡主義

それに対抗するかのように
この考え方、プライマリーバランスが日本を滅ぼすという本や
財務省が日本を滅ぼすという内容の本が出版されている


藤井聡氏「プライマリー・バランス亡国論」や三橋貴明氏「財務省が日本を亡ぼす」などの意見では有るが
私もこのような意見に全面的に賛成する

ただ、私には専門的な事や特に数字の事に関しては分からなくて
学ばせていただいているが、彼らの説明で不満な点もある

基本的なことは、家庭と違い国(政府や日銀)は、通貨を発行できる事
ここが、家計簿と財政との大きな違いである
政府や日銀は、通貨という便利な道具を市場に送り込むことが出来る
しかし、これをやりすぎると通貨の信用を失いハイパーインフレを起こしたり
国債の金利が高騰してじり貧の状況を生み出してしまう

しかし、今のところ国債の金利はいっこうに上げる気配は無い
細かな事情はうまく理解できないのだが
現状では、まだまだ市場からの信用が有るということだ

PBを気にして財政出動にブレーキをかけたりする必要は無いという事だ
日本は世界でも珍しい国らしい
多くの国ではPBを気にすることは無い

どうやら、日本のGDPが増えていない原因はこの辺にもあるようだ
世界は倍以上に増えているというのに
このままでは、日本が世界の三等国に落ち込むのは間違いが無いという

黒田日銀総裁が誕生し、アベノミクスの第一の矢の金融緩和で
お金の供給量が大幅に増えたために景気は上向き始めたが
消費税増税という消費に対するブレーキ、
景気に対するマインドの押さえつけによってその効果を帳消しにしてしまった
金融緩和の余波で株価は上がっていても実際の景気は良くなっていない

結局、多くの人がお金という道具の意味を表面でしか見ていないせいなのだろう
陰陽の両面で見ていない

私は、お金を「信用を背景にした道具」と見ている
その通貨の価値を担保している「信用」には様々有るだろう
市場の信用度はすぐに数字をともなってくるだろうけれど
もっと重要な要素が有る

それは、神からの信用、神からの信認だ
これは数字には表れにくい

神仏から見てどうだろうかという視点で
徴税にしろその使い道にしろ考える必要が有る

今の徴税の仕方や税金の使い方を見て
神仏はどう見ておられるのか
神仏の意識と大きく乖離するようだと
結局は、神仏の子どもである多くの人々からの信認も離れていくだろう

神仏から見て
政府は頑張って素晴らしい国造りをしているなと思っていただけるような仕事をして欲しいものだ

この視点が有る限り、財政規律など無視しても良いのではないのか
通貨をとことん市場に送り込んでも大丈夫のはずだ
数字としての借金が膨れあがったとしても、その国の全体的な値打ちが上がっていくのなら何ら問題の無い事だ

政府の借金は、経済の活況化の中で埋もれてしまうだろう

まさに神仏に代わって政治を行うという
政(まつりごと)をやってほしいものだ



コメント


認証コード(4533)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional

備前焼