陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

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インフレとデフレを陰陽の2つの目で見る

インフレとデフレを説明される時に
需要と供給のバランスで説明されることが多い
供給が大きく需要が少ないと   デフレ
供給が少なく需要が多いと    インフレ

ふと。気がついたのだが
これは、陰陽の陽
表面に現れている部分

陰の部分、そこに隠れている部分を強く見る必要が有る
それは、マインドの部分だ

陰陽とは、「思い」と「行い」でもある
財務官僚や経済学者、政治家などが判断ミスをしている原因は
現象の方を見過ぎて考えるためなのか

何事であっても
結局は、人々のマインド(設計図)が大きな影響を与える
消費や投資マインドが上がれば、需要が増えインフレになり
消費や投資マインドが下がれば、需要が減りデフレになる

要するに、成長していくイメージが強ければ意欲が高揚しインフレ傾向になり
成長していかないイメージが強ければ意欲が減退しデフレになる

結局は、「思い」の問題であるのだから
色んな算数が有るのだろうが、この国民の思いを重要に考えるべきではないのだろうか
それだけを考えさえすれば、現在のデフレも解消できる

では、どうすれば国民の消費、投資マインドを上げられるのか
簡単なことだ

その時、知識人とか良識有るという人々は、様々のことを引っ張ってきて
ブレーキをかけようとする
財源だとか、財政破綻がどうとか、社会保障がどうとか、将来のツケとか
多くは、優しさ故の発想だったりするのだろうが
優しすぎることは、逆に、経済などに置いては足を引っ張ることにつながりかねないことを考えるべきだ

国民の投資や消費マインドを刺激するためには、未来への希望が必要だ
成長していこうとするマインドが必要だ
今の現状はそのような環境で無いのだから、政府レベルで未来への投資が必要となる
政府レベルで、大きな投資を長期的に行う計画が有れば、国民レベルでの投資意欲も膨らんでくる

簡単な理屈なのだ

今、プライマリーバランス、財政均衡の為に政府が投資を大きく減らしている
財政均衡が目標なのか
経済成長が目標なのか、いったいどちらなのか・・・・

色んな名前付きの国債を発行すれば良いのかもしれない
今、北朝鮮の暴走の危機が有り国防強化の必要にも迫られている
「国防国債」「リニア国債」「国土強靭化国債」「宇宙開発国債」
色んな名前を付けて国民のマインドを上向きにすることが出来ればいうことはない

一時財政赤字を膨らませたとしても、今の円建てで借金している日本は財政破たんなど起こりようが無く、ハイパーインフレなど起こりようも無い
その証拠は、国債の金利の異常な低さだ。
日銀と政府は一体であり日銀が国債を買い取ってお札をばらまいても
政府は日銀に借金を返す必要もない
直接日銀に買い取ってもらうという方法も無くはない
ただ、通貨の信用を無くすようなことにだけはしないように注意する必要がある
世界で一番対外債権を保有する世界一裕福な国でもある
円の信用を失わない限り、
どんどん借金して日本を強く、素晴らしくしていけばいい
国民も勤勉で日本という国を成長させていく力を失わなければ
そのマインドのプラススパイラルはとても大きなものとなるだろう

経済を成長させることが出来れば税収も増えてくる
そして、プラススパイラルが回り出せば、強いインフレを起こさせないためにも政府は支出を抑えなければならなくなる
そんな時こそ、増税というブレーキを経済の流れにかける時だ
その資金で借金の返済をしてもいいし返さなくてもよい

よけいな福祉対策で国民を甘やかし労働意欲をそぐようなことをせず
市場原理だけでうまく循環していくようになれば経済対策も必要でなくなる
市場の経済原理の中で
企業の中で企業価値を上げる活動の一環で福祉対策も成されるような余裕が生まれてくれば福祉政策に公務員が手を出す必要も無くなってくる

結局、財政均衡どころか、そもそも国民から税金で搾り取るようなことをしなくても済むような可能性すら出てくる
行政サービスの対価として国民から直接払ってもらうだけで足りるようにする方法もある
今、当たり前と思っているような行政サービスも有料化にして
その代わり、一般的な税金は集めない無税国家とする手もあるだろう

しかし、今は、経済活動を活発にして国民のマインドを上げていく時
高速道路ももっと使ってもらえるように通行料金など廃止すべきであり
経済の資源である人・物・金・情報の流れを良くする必要がある

それなのに、それなのに
お金の流れにブレーキをかける消費税増税だという

今、消費税の増税をやるべきだとする人たちの認識は
間違いなく、陰陽の陽の部分しか見ていない

最重要な陰の部分を見ていないのだ

あまりにも、あまりにも愚かであることを知る必要が有る



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